底喰川文京1丁目工区河川改修工事状況(前編)②-1 2020.1

福井市文京1丁目の底喰川(そこばみがわ)では河川改修工事を行っています。ここでは2020年1月現在の工事の状況を紹介します。

底喰川の河川改修工事は昭和の頃より下流側から10年単位で毎年少しずつ行われており、2000年頃は西福井駅付近、2010年頃は田原町付近が施工され、2020年にようやく今回紹介する北陸高校付近にたどり着きました。トータルの事業費は約300億円で、約200億円30年かけ現在地まで完了し、残りの区間は約100億円20年かけ整備する計画となっています。事業期間が半世紀に及ぶ大事業です。

底喰川河川改修工事とは

概要

・河川工事の目的:概ね 10 年に 1 回程度の確率で発生する降雨による洪水を安全に流下させ、福井市中心市街地における家屋や公共施設等の浸水を防止します。

・河川工事の場所:福井市乾徳 2 丁目地係~大願寺地係(JR橋梁)の約 2,480m区間。

・河川工事の種類:河道拡幅、河床掘削、護岸工

・整備にあたり配慮する事項:住宅密集地であるため、車や歩行者の通行など居住環境に極力影響を及ぼさないような工事工程、仮設工事を実施します。暫定計画断面により先行改修することで、上流域の度重なる浸水被害を早期に軽減します。

 

平面図

今回はフェニクス通りに架かる明道橋からお泉水通りまでを取材しました。

断面図

福井県サイトより引用、河川幅員が約3倍になります。

 

現在の様子(2020.1)

2020年1月5日の様子です。明道橋から探索開始します。

明道橋付近

現在地

 

明治橋

フェニックス通りにかかる明道橋の架け替え工事は2018年に完成し、この橋より下流の河川改修工事は完了し、現在は橋から上流の工事をしています。

 

明治橋から上流側を見ます。この辺りは整備中です。

 

河川に降りれる階段、底喰川の改修区間ではこういう階段が一定間隔で設置されています。

 

工事看板

 

 

北高グランド付近

北陸高校北西部に架かる橋から撮影。

下流側

フェニックス通りの歩道も一緒に拡幅整備されています。

 

上流側

新しいコンクリートが続いています。

 

この先が2020年1月現在の工事末端部です。

 

橋から上流側の歩道整備はこれからです。

 

バス停付近まで暫定的に歩道が拡幅されています。この辺りは「2010年頃まで、道路と河川の間には建物が立ち並んでいました。建物が建っていた土地の2/3が河川、1/3が道路用地になりました。

 

この歩道の幅が本来の幅員です。

 

松原病院付近が現在の工事個所です。

 

東環状線の橋付近

現在地

変電所付近です。

 

下流側

河川改修工事の施工箇所です。整備前後の河川幅が違いがわかります。

 

 

上流側

この橋から上流は未整備です。これが整備前の底喰川の姿です。

 

この付近の西環状線と東環状線はクランク状でフェニックス通りと交差しています。この変則交差点を河川工事にあわせ改善する計画があります。

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以上、底喰川文京1丁目工区改修工事状況(前編) 2020.1でした。後編では数年後に整備される上流側を紹介します。

〇続き記事は下記リンクより、底喰川文京1丁目工区河川改修工事状況(後編) 2020.1

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福井市文京1丁目の底喰川(そこばみがわ)では河川改修工事を行っています。前半では2020年1月現在の工事の様子を紹介し、後半では数年後に工事に入る上流側(お泉水通りまで)を紹介します。   〇前記事は下記リンクより、底[…]

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