福井市旧足羽保育園が解体されます 2021.3

福井市足羽1丁目にある福井市旧足羽保育園が2021年度に解体されます。ここでは旧保育園の概要と2021年3月現在の様子について紹介します。

旧足羽保育園とは

概要

福井市は保育園の民間定員移譲実施計画により、公立保育園の統廃合による再編と民間移管を進めています。この計画に基づき、複数の公立の保育園が閉園となり、認定こども園などの民間施設に定員が移管されました。

今回紹介する福井市旧足羽保育園(RC3階建て)は2012年に閉園、跡地はしばらく倉庫やよろず茶屋、自治会型ディホームとして使用されていました。しかし、建物の老朽化が進んでおり、2020年3月策定の福井市施設マネジメントアクションプラン第一期によって廃止が決定しました。2021年度当初予算に建物の解体費が計上され、2021年度中に解体が行われます。土地は福井市の所有ですが、跡地の利用は未定です。

 

地図

旧保育園は住宅地の中にあります。

 

現在の様子

2021年3月27日の様子です。

建物外観(東側より)、建物はL字をしており、道路に面している側は3階建てです。

 

駐車場と園庭。

 

今の基準では園庭は狭いんでしょう。

 

建物の入り口は2つあります。こちらはあじさい児童館側です。

 

 

 

内部、使用感がないです。

 

続いて保育園側の入り口です。足羽憩いの広場、よろず茶屋の看板が掲げられています。

 

現在はよろず茶屋として使われおり、曜日ごとの行事内容が張り出されていました。

 

内部、コロナ対策の張り紙があるため、こちらは現在も使われているのでしょう。

 

足羽保育園の文字

 

建物外観(西側より)

 

建物の前にあった手書き地図、いい感じに文字が消えています。

 

建物西側、こういう路地裏感好きです。

 

以上、2021年3月現在の旧足羽保育園の様子でした。こうしてまた一つ福井市から戦後の公共施設が消えていきます。

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