福井市営住宅明里団地の一部(簡二)の棟が老朽化のため解体されます。ここでは解体される棟の概要と2022年4月現在の様子を紹介します。
明里団地とは
概要
明里団地とは福井市内に20カ所ある福井市営住宅の一つです。福井市では築年数が高い市営住宅を順次淘汰しており、2022年度は明里団地の簡二と社団地の簡二の2か所で解体が行われます。
明里団地は鉄筋コンクリート5階建の3・4号館と簡易耐火2階建の簡二で構成されており、今回解体されるのは簡二の方です。簡二は1953年~1956年の間に建設され、築70年近くと老朽化が進行しています。入居募集はすでに停止しており、入居者がいなくなった棟から解体を行っており、2022年度は8棟ある建物のうち3棟を解体します。
地図
競輪場の東側に簡二があります。
明里団地の概要
棟 | 3・4号館 | 簡二(今回解体される棟) |
所在地 | 3号館:明里町8番6号
4号館:明里町8番3号 |
桃園1丁目6番24号他 |
建設年度 | 昭和46~47年度 | 昭和28~31年度 |
構造 | 鉄筋コンクリート5階建 | 簡易耐火2階建 |
住戸形式 | 6・4.5・3・K | 9・DK / 6・4.5・3・K |
家賃 | 10,600~11,400 | 7,200~17,600 |
部屋番号
1棟は4~6世帯で構成されています。北側の4棟は南側の4棟よりも1世帯あたりの部屋数が多いです。
10~7(集会場)(4世帯) | 6~1(6世帯) |
20~17(4世帯) | 16~11(6世帯) |
32~27(6世帯) | 26~21(6世帯) |
44~39(6世帯) | 38~33(6世帯) |
現在の様子
2022年4月10日の様子です。多くの建物が無人化し、閉鎖されています。
南東角
南東角です。見た目よりも効率性を重視した震災復興住宅って感じがします。
団地南側は駐車場になっています。
内部は現代風に改装されている部屋と昔のままの部屋が混合していました。
東側
南東角から半時計周りに取材しました。建物に棟番号は振られていません。
各部屋同じように見えますが、住民が各々設備を追加しているため、差異が見られます。
北東の棟です。窓に板が張り付けられている部屋は空室になってそれなりに時間が経過しています。
北東角
北東角です。
一番北東の部屋が部屋番号1番です。ここから右側に2,3番と続きます。
団地の東西通路です。
7号室は集会場となっています。
ゴミ捨て場
北西角
北西角にきました。
西側
西側の各棟を見ていきます。
南側の庭に建物を建てて実質部屋を拡張している家もあります。
南西角
南西角です。
この部屋は和室・板廊下なので建設当時のままだと思われます。入居者が入れ替わるタイミングで改装されるのでこの部屋の住民は長年この部屋に住んでいたのでしょう。
隣の部屋は今風に改装されていました。
南側からみた南北通路です。
以上、福井市営住宅 明里団地が解体されます 2022.4でした。
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