福井市明里町にある加茂河原ポンプ場では現在、建て替え工事が行われています。ここでは加茂河原ポンプ場の概要と2021年12月現在の様子を紹介します。
加茂河原ポンプ場とは
概要
加茂河原ポンプ場は1954年に供用を開始してから65年が経過し、老朽化が進行しています。また、加茂河原ポンプ場が排水する区域では過去に大規模な浸水被害が発生しています。そのため、加茂河原ポンプ場を更新し、現行の耐震基準に適用させ、排水能力を向上させ、浸水被害の軽減を目指しています。
2021年より工事が始まり、2023年秋頃供用を目指しています。施設完成後は現在のポンプ場や排水管を撤去し、場内整備を行い、2024年度中に全体整備が完了予定です。
施設概要
・建築物の名称:加茂河原ポンプ場更新事業
・延床面積:3,392m2
・建築面積:1,343m2
・階 数:地上2階、地下1階
・建築物の構造:鉄筋コンクリート造
・全体事業費:約86.2億円
・事業期間:2021年~2024年
配水区域です。足羽地区のほぼ全域をカバーしています。
完成イメージ図
福井市サイトより引用
地図
現在の様子
2021年12月上旬の様子です。
現在のポンプ場
明里交差点からです。敷地の南西角に現在のポンプ場があります。
新しいポンプ場は現行施設の東側に建設しています。
工事看板類
現行施設です。
ポンプ場の建て替えを知らせる看板です。2013年設置から9年経過しているため、色褪せています。都市計画決定から供用開始まで10年かかるのですね。
南側(県道側)
競輪場の前からです。
仮囲いには様々な看板が設置されていました。
ポンプ場の構造図です。雨水系統と汚水系統の2系統を扱っているのですね。
大規模事業だけあって、工事看板がたくさんあります。
24時間体制で工事が行われています。深夜でも敷地内には照明がつけられ、作業が行われていました。
工事ゲート付近からみた現場内です。
仮囲いに囲まれたバス停
堤防
堤防上に来ました。足羽川の河川敷には仮の堤防が設置されています。これから既存の堤防を掘削し、ポンプ場から足羽川への排水路が設置されます。
新しいポンプ場建設のため、地面が掘削されています。
東側
堤防下に道路に来ました。新明里橋へは行けなくなっています。
2021年10月16日から2023年9月末まで2年間通行止めです。
市道の先には工事ゲートとなっています。
以上、加茂河原ポンプ場建設の様子 2021.12でした。