旧福井西武新館が建替えられます 2022.10

2021年2月に閉館した西武福井店新館の建物がマンションを中心としたビルに建て替える計画が進んでいます。ここでは建替えの概要と2022年10月現在の様子を紹介します。

総合レジャー施設誘致断念

西武福井店新館が入っているビル(福井中央ビル)は1971年に「フォッションランド・パル」としてオープンし、地下1階地上8階の延べ床面積約14,910m2にジャスコ(現イオン)を中心に約30店舗が入居していましたが、1992年に全テナントが立ち退き一時閉店しました。ビルは順栄興産(福井市)が購入し、1999年に西武福井店新館(西武に一棟貸し)として再オープンしました。5階と地下1階には連絡通路が設けられ、本館と一体的に運用されていましたが、西武本体の営業不振を理由に2021年2月に封鎖されました。

閉館後、ビル所有者は複数の企業に出店を打診し、2022年2月には福井県知事からROUND1を誘致する計画をしているとイメージ図と共に公表されました。

ROUND1福井店イメージ図、福井県知事ツイッターより。5階建てなのでビルの建替えもしくは減築が行われるのですかね。ボーリング場マークがあります。しかし、コロナ禍でテナント誘致は進まず、ビルの老朽化が進んでいることから現ビルでの再開を断念、建替え前提で提案を公募していました。

跡地はマンションに

提案があった複数の不動産デベロッパーの中から、全国でマンション開発を行っている長谷工コーポレーション(東京)に敷地(約2,180m2)の売却が決まりました。2022年9月下旬に売買契約が行われ、今後ビルの解体やマンション建設が行われます。建替え具体的な計画の内容や時期は未定ですが、マンションを中心に低層階には商業施設が入るビルに建て替える計画で進められています。西武本館とつながる二つの連絡通路は撤去する方針です。

報道によると当ビルの建替えに機に電車通り南側でも再開発が進むのではないかと記載されています。

福井西武新館跡地の現在

2022年11月現在の福井西武新館跡地の様子です。

閉館から1年半経ちましたが、再オープンする可能性はなくなりました。「リニューアル準備中!」の文字は幻となりました。

 

福井西武のシンボルであった連絡通路も撤去される方針です。空中通路って響きはかっこいいのに残念です。

建替え計画の個人的な予想ですが、私は低層階に商業施設が入る20階程度の高層マンションになるのはでないかと考えています。理由として、①福井駅前は高層マンション建設ラッシュ(全国でも地方都市では高層マンのション建設ブーム)、②行政が支援に前向き、③百貨店直結をアピールできる。

また、低層階の商業施設にはヨドバシカメラが核テナントとして入るのではないかと考えています。2022年11月、セブン&アイHDは傘下の百貨店、そごう・西武を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループへ売却することが発表されました。その中でフォートレスはヨドバシと連携し、首都圏にある主要な店舗にヨドバシカメラを出店する計画を立てています。福井西武は自社ビルで黒字なため、本社も力を入れており、最近はフロアの再構成やレストランのリニューアルなど積極的な投資が行われています。新しいビルが建替え後も本館との連携が継続されるのなら二つの連絡通路は維持され、今以上に魅力的な商業施設になります。北陸初となるヨドバシカメラ福井店が果たして誕生するのか、続報が楽しみです。

(なお、地方店はばっさり切り捨てられ、再売却されるバッドエンドの可能性もあります)

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