福井市で最も人口が増えている森田地区では「福井市北部地域学校規模適正化基本計画」に基づき、中学校と新設と既存の小中学校の改築が計画されています。2022年3月、新しい森田中学校の平面図と現森田中学校・小学校の改修内容が発表されたので紹介します。
〇前記事は下記リンクより、福井市森田中学校が森田駅西側に移転新築します 2021.8
福井市で最も人口が増えている森田地区では小学校と中学校の児童数・生徒数が増え、校舎がパンパンになってきたことから、小学校を分割し、中学校を移転新築する計画が進んでいます。ここでは計画の概要と移転予定地の2021年月現在の様子を紹介します。 […]
福井市北部地域学校規模適正化基本計画とは
計画の内容
森田小学校は児童数が1,049人おり、クラス数も6学年で36クラスとマンモス校となっています。進学先の森田中学校も現在はまだ生徒数400人弱ですが、今後どんどん増えていくことが予想されるということで森田地区の学校の再配置をするために「福井市北部地域学校規模適正化基本計画」が策定されました。内容は森田中学校を移転、現在の森田小学校を拡張、現在の森田中学校を新しい小学校に転用するです。
適正化全体イメージとスケジュール
適正化の全体イメージ図とスケジュールです。2024年~2025年に新中学校を建設し、2026年に開校・2027年に新しい小学校の開校と現在の森田小学校の改修が行われます。
新しい森田中学校とは
概要
新しい森田中学校は森田駅の北西側、福井市北体育館の東隣の田園地帯に新築移転します。新しい森田中学校は森田地区だけではなく河合地区も校区となるため、その中間地点として当地が選ばれました。
移転先の地図です。
敷地内配置図
新しい森田中学校の配置図です。当初は700人程度を収容できる規模で整備し、将来、生徒数の増加に応じて段階的に増築します。市街地との連続性、農地に囲まれている状況、排水経路を考慮した配置です。生徒の主要動線である東側には、安全性を考慮し、敷地内通路を設けます。
敷地面積 | 延床面積 | 校舎 | 体育館 |
37,500m2 | 11,300m2 | 8.500m2 | 2,800m2 |
校舎内配置イメージと平面図イメージです。子どもたちの滞在時間が最も長い普通教室の生活環境、駐車場と給食配膳の動線、施設管理等を考慮した配置です。屋外テラスを介した風通し、回遊性を持たせたコンパクトな動線も考慮しています。
1階平面図
1階の平面図です。1年生の教室が並んでいます。生徒玄関は北東角にあります。
2階平面図
2階の平面図です。2年生の教室が並んでいます。
3階平面図
3階の平面図です。3年生の教室が並んでいます。
現在の様子
2022年3月27日の様子です。
2022年度から用地造成が始まります。
現森田中学校・小学校の改修内容
概要
現森田小学校及び現森田中学校とも最大800人の児童を収容できる規模となるようにし、現森田中学校は将来的な児童数増加を見据え、段階的に増築、特別教室を含めた教室数は両校とも概ね同数となるよう整備します。
敷地面積 | 延床面積 | 校舎 | 体育館 | |
現森田小学校 | 29,000m2 | 7,500m2 | 5,500m2 | 2,000m2 |
現森田中学校 | 18,000m2 | 7,500m2 | 5,700m2 | 1,800m2 |
現森田小学校の整備イメージ
現在の森田小学校の整備イメージです。西校舎は解体、プレハブは撤去、残った校舎を改修します。
現森田中学校の整備イメージ
現在の森田中学校の整備イメージです。校舎や給食室、職員室を増築し、現在の校舎を改修します。中校舎の増築準備構造物がついに活用される一方、北校舎の増築準備構造物はトマソン化が継続します。
以上、新しい森田中学校と現森田中学校・小学校の改修内容 2022.3でした。
〇続き記事は下記リンクより、新しい福井市森田中学校建設の様子③ 2023.1
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