2020年より福井駅前では福井県最大の再開発事業として「福井駅前三角地帯再開発事業」が進められています。ここでは駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業、通称「三角地帯再開発A」と駅前電車通り北地区B街区第一種市街地再開発事業、通称「三角地帯再開発B」の新情報を時系列で紹介しています。新しい情報が出る毎に追記します。
〇工事記録は下記リンクより
2020年より福井駅前では福井県最大の再開発事業として「福井駅前三角地帯再開発事業」が進められています。ここでは当サイトで紹介している駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業、通称「三角地帯再開発A」と駅前電車通り北地区B街区第一種市[…]
- 1 報道発表
- 1.1 2018年8月29日報道
- 1.2 2018年12月29日報道
- 1.3 2019年11月15日報道
- 1.4 2019年11月22日報道
- 1.5 2019年12月13日報道
- 1.6 2020年1月15日報道
- 1.7 2020年1月17日報道
- 1.8 2020年3月19日 報道
- 1.9 2020年6月1日 現場
- 1.10 2020年7月21日 報道
- 1.11 2020年8月1日 報道
- 1.12 2020年8月23日 現地
- 1.13 2020年9月17日 報道
- 1.14 2020年12月12日 報道
- 1.15 2021年1月29日 報道
- 1.16 完成イメージ
- 1.17 2021年3月2日 報道
- 1.18 2021年4月14日 報道
- 1.19 2021年5月28日 報道
- 1.20 2021年6月16日 報道
- 1.21 2021年8月12日 掲示
- 1.22 2021年9月16日 報道
- 1.23 2022年2月28日 報道
- 1.24 2022年3月1日 報道
- 1.25 2022年5月1日 報道
- 1.26 2022年6月 マンション販売サイトオープン
- 1.27 2022年11月26日 報道
- 1.28 2023年1月14日 報道
- 1.29 2023年6月22日 報道
- 1.30 2023年11月8日 現地
- 1.31 2023年12月8日 街区名称発表
報道発表
2018年8月29日報道
三角地帯再開発は2つの組合で施工されることになりました。
地権者らでつくる駅前電車通り北地区市街地再開発準備組合は事業区域を三角地帯の中の勝木書店より東側、ユアーズホテル一帯にし、その中でホテルやオフィスが入る複合ビルを建てることにしました。三角地帯西側は別の準備組合を設立し、独自に再開発事業に取り組みます。加藤ビルは再開発エリアから外れ、将来個別に建て替えが行われます。
2018年12月29日報道
三角地帯再開発の建物配置イメージが発表されました。
・A街区:低層部には商業施設、中央部には駐車場(約300台)、福井駅側(東側)にはホテル(約250室)、オフィス、ホール(千人規模)が入る高層ビル、西側には高層マンション(約170戸)が建設されます。東端に約500m2、西端に約400m2の広場を設けられます。延床面積は約67,000m2。
・B街区:低層部には商業施設、高層部には生活利便施設が入ります。高層部にはサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)やクリニックを整備する構想がありますが、具体的な検討はこれからです。延床面積は約4,400m2。
・全体:県庁入口交差点と電車通りを結ぶ市道の車道は廃止され、ビルの中を通る歩行者専用道になります。また、電車通りの歩道は拡幅され、歩行者の回遊性を高めます。
完成イメージ図
←大名町交差点、福井駅→
出典:2018年12月29日付福井新聞サイト(https://www.fukuishimbun.co.jp/)
2019年3月6日発表
2019年3月6日開催の第36回福井市都市計画審議会において決定された福井駅前三角地帯再開発の内容をまとめました。
2019年3月6日開催の第36回福井市都市計画審議会において福井駅前三角地帯再開発(駅前電車通り北地区第一種市街地再開発事業)の決定がなされ、その資料が2019年3月20日に福井市のサイトで公開されました。ここでは、公開された資料を元に、ど[…]
再開発事業概要(A街区)
通称「三角地帯再開発A」
・事業名称:駅前電車通り北地区A街区第一種市街地再開発事業
・所在地:福井市中央1丁目3番街区の一部、4番街区
・開発事業者:市街地再開発組合(予定)
・工 期:2020年12月~2023年3月(予定)
・主目的:商業、宿泊(ホテル約250室)、業務(オフィス)、ホール(1000人規模)住宅(マンション約220戸)、駐車場(約300台)等
・敷地面積:約6,900m2
・建築面積:約5,690m2(延床面積約72,100m2)
・高 さ:ホテル棟 約120m(地上27階、地下1階)、住宅棟 約100m(地上28階)(都市計画決定の高さは最大130m)
・費 用:約377億円
再開発事業概要(B街区)
通称「三角地帯再開発B」
・事業名称:駅前電車通り北地区B街区第一種市街地再開発事業
・所在地:福井市中央1丁目5番街区
・開発事業者:市街地再開発組合(予定)
・工期:2021年~2023年(予定)
・主目的:医療・福祉、商業等
・敷地面積:約1,100m2
・建築面積:約980m2(延床面積約4,400m2)
・高さ:約35m
・費 用:不明(約30憶という情報があり)
・備考:電車通り沿いの歩道を1m拡幅します。大名町交差点側には広場と大階段が設置されます。
2019年3月頃の様子(A街区)
2019年3月頃の様子(B街区)
2019年11月15日報道
NHKニュースにてA街区の断面図が公開されました。
12月に発表された断面図は施設の大まかな配置でしたが、今回公開された断面図ではどのフロアに何が入るのかがわかります。
断面図
出典:2019年11月15日付NHK福井サイト(https://www.nhk.or.jp/fukui/index.html)
A街区には大名町交差点側に高さ約100mの住宅棟(28階)、福井駅側に高さ約120mのホテル棟(27階)の超高層ビルが2棟建ち、ビルの間に駐車場やホールが設けられます。ホテルの真下には歩行者専用通路が整備されます。
B街区には医療・福祉施設などが整備されます。
2019年11月22日報道
A街区の事業計画の概要が発表されましたので、下記記事に発表内容をまとめました。
1階の商業フロアには北陸初となるフードホール「福井フードターミナルが設けられる構想で、県内17市町ごろのブースが設けて、食や伝統工芸を紹介します。
福井駅前三角地帯再開発(駅前電車通り北地区第一種市街地再開発事業)A街区の事業計画の概要が発表されました。ここでは2019年11月22日現在の報道内容を紹介します。 福井県内にも100m超えの超高層ビルが建設されます。しかも2棟! […]
完成イメージ
←大名町交差点、福井駅→、出典:再開発組合サイト(https://fukui-saikaihatsu-a.com/)
2019年12月13日報道
再開発ビルの福井駅側からみたイメージ図が発表されました。
地権者らで作る再開発準備組合が12月12日、三角地帯再開発A内の福井駅側からみた再開発ビルのイメージ図を発表しました。再開発エリアの福井駅側に建つ「ホテル・オフィス棟」は高さ約120m、地上27階建てで、ユアーズホテルフクイ(高さ43m、地上10階地下2階)の3倍の高さになります。また、B街区の再開発事業については今年度か、来年度の早い時期に準備組合を設立する方針です。
完成イメージ図
出典:2019年12月13日付福井新聞サイト(https://www.fukuishimbun.co.jp/)
2020年1月15日報道
福井駅西口の三角地帯再開発ビルに世界最大のホテルチェーンの米マリオット・インターナショナルが進出することが発表されました。
福井駅西口の三角地帯再開発ビルに世界最大のホテルチェーンの米マリオット・インターナショナルが進出することが発表されました。同ホテルの福井進出は北陸初であり、日本海側初でもあります。ホテル名は「コートヤード・バイ・マリオット福井」で、2023[…]
2020年1月17日報道
三角地帯再開発A街区の開発組合が正式に設立しました。今後は2020年春に権利者の資産をビルの床の所有権に置き換える権利変換計画の認可を目指し、2020年夏に建物を解体、2020年冬に建物の建設を始める予定です。
現在の様子(2019年3月頃)
〇A街区(福井駅側)
〇B街区(大名町交差点側)
2020年3月19日 報道
福井市は三角地帯再開発A街区の地権者の土地とビルの床の所有権などに置き換える「権利変換計画」の県知事認可が再開発組合が目指す春から夏頃に遅れる見込みであることを発表しました。現在の計画では2020年春に権利変換計画認可、夏に建物解体着手、冬に建築工事着工を目指しており、計画の認可の遅れは再開発全体のスケジュールに影響する可能性があります。
2020年6月1日 現場
2020年5月31日をもって、ユアーズホテルフクイは閉館しました。4月半ばからは新型コロナウイルスの影響で、宿泊とレストランを休止しており、5月21日からレストランのみ営業を再開していましたが、宿泊は休業したままの閉館となりました。最後に泊まってみたかったが叶いませんでした。
2020年6月1日の様子です。
2020年7月21日 報道
再開発エリア内にある響きのホールは2020年6月末に閉館しました。響きのホールを所有している「まちづくり福井」は再開発ビルへの施設機能の権利変換方針を示し、以下の3つの施設を設置することを明らかにしました。
・屋内ホール
再開発ビル1階の東端、ハピリンの斜め向かいにあたる場所に屋内ホールを設置します。屋内ホールはホテル・オフィス棟の近く、大きな音が出せないため、ピアノやコンサートなどの開催場所と想定しています。
・スタジオ
住宅棟1階にヨガスタジオや料理教室などに活用できるスタジオが設置されます。響きのホール内にあった音楽スタジオは設置されません。
・事務所フロア
ホテル・オフィス棟2階の床の一部を取得し、貸し会議室を設置し、一部の床はさらにフィットネス事業者への賃貸にまわします。運営主体や活用方法はこれから策定します。
響きのホールとは
福井市が2001年に2億4千万円で購入した山一証券福井支店ビル跡地に、まちづくり福井が2004年に整備した音楽ホールです。地上6階地下1階、敷地面積447m2、延床面積2,478m2、整備費は11憶8千万円、本格的な音響、照明機器を備えた224席の多目的ホールのほか、音楽スタジオ、カフェレストラン、会議室などがあり、福井の音楽文化の拠点でした。響きのホール完成後、アオッサやハピリンなど本格的な音楽設備を備えたホールが近隣にできたことを理由に、再開発ビルには響きのホール内にあったような本格的な音楽ホールやスタジオは設置しない方針でした。
2020年8月1日 報道
三角地帯再開発A街区の再開発組合は2020年7月31日夜に総会を開き、権利者の資産をビルの床の所有権に置き換える権利変換計画を承認しました。県の認可を受け、10月から既存建物の解体工事に入ります。権利変換計画によるとA街区には権利者41人の所有する土地と建物があります。これをビル建設後に30人がマンションや商業施設、駐車場などの権利に床を取得、11人が補償費の支払いを受け手放します。手放された保留床は県内企業などの参加組合が取得します。
再開発事業は一部の地権者のエゴ等で合意形成に時間がかかるのが普通ですが、三角地帯再開発A街区の計画をスムーズに進んでいて何よりです。再開発に協力的な地権者が多いということでしょう。このまま予定とおり2023年春完成してほしいです。
2020年8月20日追記
権利変換計画の県認可が下りました。これにより再開発事業着工までに必要な行政手続きが完了し、10月より既存建物の解体工事がはじまります。
2020年8月23日 現地
A街区に建設される2つの高層ビルと駐車場の平面図が公開されました。
福井駅前三角地帯再開発(駅前電車通り北地区第一種市街地再開発事業)A街区に建設される2つの高層ビルと駐車場の平面図が公開されましたので紹介します。これにより、再開発ビル各フロアの構成がわかりました。 再開発事業の内容 […]
2020年9月17日 報道
三角地帯再開発A街区エリアの真ん中(3番地と4番地の間)にある市道中央1-341号(約960m2)を2.7億円、響きのホールの土地(約440m2)を1.1117億円で再開発組合に売却されます。
2020年10月1日9時より市道が廃止されるのと同時に4番地の北側歩道が通行止め、中央大通りが1車線に規制されます。駅前電車通りには仮設歩行者通路が設けられ、アーケード撤去時などを除いては通行可能となります。中央大通りにあるすまいるバスのバス停「駅前商店街」は西側に移設されます。
出典:2020年9月19日付福井新聞サイト(https://www.fukuishimbun.co.jp/)
ついに、中央大通りの大型アーケードが撤去され、建物の解体が本格的に始まります。
2020年12月12日 報道
ホテル棟開業1年遅れ、2024年春開業に
2023年春の北陸新幹線福井駅と同時期開業を目指し工事が進められている三角地帯再開発のホテル棟ですが、工事の進捗が遅れており、1年遅れの2024年春頃開業になりそうであることが発表されました。マンション棟や駐車場棟の完成もその後になります。新型コロナの影響で関係機関との協議や調整に時間がかかったことが要因としています。
2021年1月29日 報道
三角地帯再開発Bの組合設立を申請
三角地帯再開発B街区の準備組合は28日、事業計画案を決定し、本組合設立を福井県に申請しました。B街区の再開発ビルにはサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や医療福祉施設を中心に、商業と住宅、医療・福祉などの生活利便施設を複合的に整備し、都心に新たな賑わいの場となることが狙いです。高齢者や学生、地域住民が交流できる場「地域交流施設」が設けられ、健康教室などが開催されます。
医療・福祉施設はつくし野病院などの千寿会医療福祉グループが運営する意向です。
事業概要
・事業名称:駅前電車通り北地区B街区第一種市街地再開発事業
・所在地:福井市中央1丁目5番街区
・開発事業者:市街地再開発組合(予定)
・工期:2021年~2024年春(予定)
・主目的:医療・福祉、商業等
・敷地面積:約1,132m2
・建築面積:約1,000m2(延床面積約7,161m2)
・高さ:約33.5m(地下1階、地上8階)
・費 用:約48億円(内、国、県、市の補助金が21億円)
・備考:電車通り沿いの歩道を1m拡幅します。
建物の概要
階数 | 用途 | 具体的内容 |
4~8階 | サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)45戸 | 4,5,7,8階の4か所に地域交流施設、7階には地域交流施設とつながる屋外広場 |
3階 | クリニック、通所リハビリの医療福祉施設 | |
1~2階 | 商業施設 | 2階には子育て支援施設(子供預かり所、親子カフェ) |
敷地中央の低層階には中央大通りと駅前電車通りをつなぐ広場(約100m2)が設けられ、歩行者の回遊性を高めます。広場の建設予定の場所にはかつての福井城下馬御門があったことから、歴史を踏まえた景観となる構想で、B街区のシンボルとなります。地下には機械室などビル設備が設けられます。中央大通りにはバス停がありますが再開発後にも存続する予定です。
完成イメージ
南西側から見たビル全景、7階には屋外広場が設けられます。出典:2021年1月29日付福井新聞サイト(https://www.fukuishimbun.co.jp/)
電車通りから見た敷地中央に整備される広場。出典:2021年1月29日付福井新聞サイト(https://www.fukuishimbun.co.jp/)
2021年3月2日 報道
仮囲いに国内最大級のラッピング
絶賛解体工事が進む三角地帯再開発A街区は高さ約3m、延長約260mの白色の仮囲いによりぐるっと囲まれています。再開発組合は県内有志グループと合同でこの仮囲いに国内最大級となるラッピングを施します。再開発のコンセプトや将来像、今の福井を盛り上げるプロジェクト、まちづくりの歴史、過去から未来への歩みなど10テーマのデザインが描かれます。多くの人に再開発を身近に感じてもらうのが目的で、3月末に完成予定です。
2021年3月16日よりラッピングの作業が開始されました。
2021年4月14日 報道
新聞記事によると地面より上にある建物は2021年夏頃までに解体、2022年3月までに地下と基礎の解体を終える予定です。2021年10月よりホテル・オフィス棟の建設が始まります。
解体作業は廃止市道の両側と地下室がなく重機が入りやすい再開発エリア真ん中あたりの2か所で行われています。高さ15m以上の建物は屋上に重機を吊り上げ、上層物を解体し、一定の高さまで下がったら地上からの解体に移ります。
2021年5月28日 報道
B街区 本組合設立
三角地帯再開発B街区の事業主体者となる再開発組合が5月7日に設立されました。複合ビルの建設が本格化していきます。地権者の土地をビルの床の所有権に置き換える権利変換計画の年度内策定を目指し、早ければ2022年春に解体工事開始、2022年冬にも複合ビルが着工する計画です。
U-CANビルの壁には再開発B街区の組合設立の県報が貼られていました。
役員選挙の結果
再開発施工範囲
福井県告示
B街区内のテナントの閉店も徐々に進んでいます。
2021年6月16日 報道
地上部の解体完了
三角地帯再開発A街区のエリア内にあった33棟の建物の地上部の解体が完了しました。6月20日までがれきを搬出し、7月から地下部の解体や埋め戻しが行われ、2022年3月までに基礎杭を撤去します。新しいビルは解体が完了したエリアが2021年10月より建設が開始されます。
2021年8月12日 掲示
2021年8月12日、再開発ビルの建築計画のお知らせが張り出されました。掲示内容を見るとオフィスホテル棟・駐車場棟・住宅棟をすべて含んだ数値となっています。
・建築物の名称:福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発事業施設建築物 新築工事
・所在地:福井市中央1丁目3500番
・建築主:福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合
・工期:2021年10月15日~2024年8月31日
用途 | ホテル、事務所、集会場、店舗、駐車場、共同住宅 | 敷地面積 | 6,951.03m2 |
建築面積 | 6,004.46m2 | 延床面積 | 71,362.55m2 |
構造 | 鉄骨造一部鉄筋コンクリート造 | 高さ | 114.58m |
階数 | 地上28階、地下0階 | 棟数 | 1棟 |
2021年9月16日 報道
ホテル・オフィス棟10月8日着工
三角地帯再開発A街区のホテル・オフィス棟が2021年10月8日に起工式が行われます。A街区では2020年9月から既存建物の解体工事が進められており、7月からは地下階の解体や埋め戻しが行われていました。古い建物の基礎撤去作業自体は2022年3月まで行われますが、それと並行して高さ約120mのホテル・オフィス棟の建設が行われます。
2022年2月28日 報道
B街区 延べ面積を変更
三角地帯再開発B街区の事業計画が変更され、延べ床面積が約7,161m2(建築面積約1,000m2)から約7,030m2(建築面積約989m2)に変更されました。
2022年3月1日 報道
A街区 ホテル・オフィス棟本体工事本格化
A街区のホテル・オフィス棟は2022年2月中旬に基礎工事が完了、2022年2月10日にタワークレーンが設置され、建物本体工事が本格的に始まりました。住宅棟は2022年1月中旬から杭打ち作業がはじまりました。
B街区は2022年3月3日に権利変換計画を県に提出、2022年5月から既存建物の解体工事は始まります。
2022年5月1日 報道
A街区 フードコートに横町整備
A街区の1階福井駅よりに整備予定のフードコートのコンセプトが公表されました。コンセプト案によるとフードコートは1階南北通路付近約2,000m2に整備され、飲食や物販など約30店舗が出店予定し、小規模の酒場で構成される「横町」やテイクアウトの食事ができるメインホールなどで構成されます。「横町エリア」は小規模店舗が並び、店主や客同士が交流できる路地型。「メインホール」は電車通り側に設置し、天井が高い開放的な空間で、昼食から夕食まで日常的な利用ができるようマルシェ方式が検討されています。
テイクアウトの食事や買い物ができる「メインホール」(2022年5月31日付日刊県民福井紙面より引用)
カウンター形式の小規模な飲食店が並ぶ「横丁エリア」(2022年5月31日付日刊県民福井紙面より引用)
2022年6月 マンション販売サイトオープン
2022年6月、住宅棟の販売サイトがオープンし、間取りや詳細情報が公開されました。
福井駅前で建設が進められている福井県最大のタワーマンション(三角地帯再開発ビルの住宅棟)の公式サイトがオープンし、マンションの間取りや詳細情報が公開されました。住宅棟は一般向け分譲住宅である高層部(13F~28F)とシニア棟分譲住宅である中[…]
2022年11月26日 報道
B街区 完成は2025年春以降
A街区に続き、B街区の完成も2025年春以降に遅れることになりました。建築資材の高騰やコロナ禍の長期化が理由です。現在は地下解体工事が行われており、2023年1月から埋蔵文化財の発掘調査が行われます。当初は2023年春の着工を目指していましたが、半年以上遅れる見込みます。また、計画の見直しが行われ住宅用途はサービス付き高齢者向け住宅から分譲住宅に変更されました。
当初計画においてA街区のホテル・オフィス棟には「中二階」があり、建物の最上階を「27階」と表記していましたが、2022年11月より「中二階」を2階とカウントし、建物の最上階を「28階」と階数修正が行われました。現在、現場では28階建てとして建設が進められています。
2023年1月14日 報道
A街区 フードコートの概要発表
再開発ビル商業フロアの核となる「フードホール」の概要が発表されました。フードホールは1階の約1,900平方メートルに6エリアから構成されています。コンセプトは「まちの日常をもっと豊かに」です。3月から29区画の事業者を県内を中心に募り、2023年5月末に出店を決める予定です。
横丁エリア | 最大15区画、1区画5坪程度とし、内装の一部を作り付けにするなど出店コストを抑え、若手の独立開業や新たに飲食業に挑戦する事業者を後押しする。 |
ブルワリー | フロア内のタンクでビールを醸造し、できたてを提供する場、福井の水や県産大麦を使ったクラフトビールの醸造を目標に事業者を募集する。 |
ローカルマーケット | 県産生鮮品や地場食材を使った加工品や総菜、地酒などを取りそろえた「福井や北陸の良質な食を毎日の食卓に届ける」場 |
飲食店+共有席 | 共有席を設けた飲食店8区画、県内の事業者を中心に出店を募る。 |
物販エリア | 4区画 |
イベントスペース | 2区画 |
フードホールのフロア図 福井新聞サイトより引用(https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1705772)
フードホールのイメージ図
2023年6月22日 報道
B街区 完成は2025年11月に
建設が遅れている三角地帯再開発B街区ですが、完成時期は2025年11月にずれこむことになりました。2024年1月着工、2025年11月の完成予定です。
〇変更点
当初 | 変更 | |
用途 | サービス付き高齢者向け住宅 | 分譲マンション(タカラレーベル) |
階数/高さ | 8階/33.5m | 10階/34.9m |
建築面積/延べ床面積 | 約1,000m2 | 約900m2/約6,820m2 |
構造 | 鉄骨造り | 鉄筋コンクリート造 |
商業フロア | 1、2階 | 1階 |
事業費 | 約48億円 | 約49億円 |
建設予定地は2023年4月末までに解体が完了、埋蔵文化財の調査も終え、新ビル着工に向けた測量などが行われています。
新しい完成予想図
2023年11月8日 現地
B街区 建築計画のお知らせ掲示
三角地帯B街区の建築計画のお知らせが現場に掲示されました。2024年1月9日着工します。
・事業名称:福井駅前電車通り北地区B街区第一種市街地再開発事業施設建築物
・所在地:福井市中央1丁目2801番1~2812番
・建築主:福井駅前電車通り北地区B街区市街地再開発組合
・施工業者:未定
・工期:2024年1月9日~2025年11月30日
用途 | 共同住宅、業務、店舗 | 敷地面積 | 1132.31m2 |
建築面積 | 861.55m2 | 延床面積 | 6722.61m2 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 | 高さ | 34.9m |
階数 | 地上10階、地下1階 | 棟数 | 1棟 |
2024年1月27日、B街区ビルの起工式が行われました。2025年11月竣工目標です。
2023年12月8日 街区名称発表
新名称「ふくまちぶろっく」
2023年12月7日、三角地帯再開発A街区の再開発組合は街区名称を「FUKUMACHI BLOCK(ふくまちぶろっく)」とすることを発表しました。「FUKUMACHI」は「福井まちなか」、「BLOCK」は「街区」を表しています。また、それにあわせてロゴも公開、さまざまな施設が積み木のように積みあがった姿をイメージし、たくさんの個性が積み木のように積みあがり、新しい歴史が積み重なっていくとの思いを込めています。街区中央の10階建て立体駐車場は2024年3月開業、A街区全体の施設は2024年5月末完成、2024年夏に全面開業します。
2023年12月8日付け福井新聞サイトより引用