【ハニー跡地再開発工事記録6】(2020.4~5)マンション3~5階施工中

ハピリン西側の福井市中央1丁目10番地北側では再開発事業(通称:ハニー跡地再開発)で、2021年春の完成に向け、4棟の複合ビルの建設が進んでいます。ここでは2020年4月から5月末までの工事の様子を紹介します。

 

〇前記事は下記リンクより、【ハニー跡地再開発工事記録5】(2020.1~3)マンション1~2階施工

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ハピリン西側の福井市中央1丁目10番地北側では再開発事業(通称:ハニー跡地再開発)で、2021年春の完成に向け、4棟の複合ビルの建設が進んでいます。ここでは2020年1月から3月までの工事の様子を紹介します。   〇前[…]

 

中央1丁目10番地再開発の概要

通称「ハニー跡地再開発」

・事業名称:中央1丁目10番地地区優良建築物等整備事業

・所在地:福井市中央1丁目10番地

・開発事業者:元町開発(株)

 

・A棟15階建(マンション・商業施設)、ガレリオポケット側です。1階がスーパー、2階以上がマンションです。

・B棟(駐車場)、約60台が収容できる立体駐車場です。D棟とB棟の間に計画されています。

・C棟4階建(商業施設)、飲食店を中心にした建物です。敷地北西部に建設が予定されています。

・D棟3階建(オフィス)、金融機関を中心にしたオフィスビルです。敷地北東部のスクランブル交差点側に建設が予定されています。現場掲示板では「B棟」と表記されています。当初計画では4階建てでした。

※計画段階でのビル呼称と現場掲示物のビル呼称が異なっています。

建築物の概要(マンション・立体駐車場)

用途 共同住宅棟:共同住宅(分譲)店舗 敷地面積 1,273.10m2
建築面積 817.00m2 延床面積 共同住宅棟:8,338.40m2

立体駐車場棟:853.44m2

その他、自転車置場等5棟:

106.54m2

合計9298.38m2

構造 共同住宅棟:鉄筋コンクリート造

立体駐車場棟:鉄骨造

その他:鉄骨造

高さ 共同住宅棟:51.15m(54.57m)

立体駐車場棟:34.15m

その他:3.0m

階数 共同住宅棟:地上15階

その他:地上1階

棟数 2棟(その他自転車置場等5棟)

・工期:平成31年(2019年)4月3日~令和3年(2021年)1月31日(予定)

 

 

建築物の概要(オフィス)

 

用途 事務所 敷地面積 163.66m2
建築面積 150.60m2 延床面積 459.29m2
構造 鉄骨造 高さ 14.30m
階数 地上3階、地下0階 棟数 1棟

・工期:2020年4月1日~2021年3月31日

2020年4月上旬頃

2020年4月5日の様子です。マンション3階の鉄筋組立が行われています。

東側(ハピリン側)

3階まで組みあがると建物のボリュームがでてきました。

 

建物が上に伸びるにつれ、足場も一緒に上に伸びていきます。

 

最初の工事概要ではD棟と書いてあるオフィスビルです。建築確認のお知らせでは「B棟」と書いてあります。

北側

現場の様子

 

西側

 

南側

ハピリンも少しずつ見えなくなってきました。

 

 

2020年5月上旬頃

2020年5月3日の様子です。

東側(ハピリン側)

マンション4階まで工事が進んでいます。

 

スクランブル交差点より

 

北側

 

中央大通りより、少しずつ存在感を現し始めました。

 

現場の様子

オフィス棟の建設も始まりました。

 

マンションの高さがガレリア元町のアーケードを超えました。

素朴な疑問ですがなぜこの辺りのことを「元町」というのでしょうか。福井市街の歴史でいえば九十九橋付近の「本町」が江戸時代から明治までの都心です。この付近は1907年(明治40年)に百間堀が埋められて誕生した土地ですが、化け物がでる土地として気味が悪がれており安値でも買い手がつかなかったそうです。その空き地に1920年(大正9年)に「日之出公設市場」が開設されました。日之出公設市場とは主として食料品を廉価に市民に安定供給する目的で設置された市場です。戦後は闇市として復活し、その後「日之出商店街」となりました。1965年(昭和40年)に「元町商店街」に名前を変え、1991年(平成3年)に現在のアーケードが設置されたことでイタリア語で屋根のある商店街をさす「ガレリア」から現在の「ガレリア元町」という名称となりました。自治会域としての元町を調べるとスクランブル交差点から城の橋通りまでの福井駅前南通り沿いとなっています。この辺りは戦前から中央館、戦後は中央劇場(ガレリア元町南端にある大きなコインパーキングがその跡地)という映画館があり、歓楽街として賑わっていました。今現在、駅前南通りでは再開発が進められており、昭和の歓楽街を形成していた雑居ビル群が近代的な複合ビル群に数年後に生まれ変わります。変わりゆく街並みを今のうちに記憶しておきましょう。

長々と書きましたが元町の地名の由来を書いてある本を見つけました。今の福井駅周辺は明治6年に「日之出下町(現在の日之出2丁目付近からスクランブル交差点付近まで)」と制定され、昭和16年に日之出下町の線路より西側を「日之出元町」と分割されました。ガレリア元町の「元町」はここからきています。1964年(昭和39年)に町名整理が行われ、日之出元町を母体に周辺5町が合わさって「元町」が誕生しましたが、この地名も昭和42年の住所表示に関する法律が公布されると福井市内において改めて町名改正が行われ、元町は佐佳枝町1丁目、大手町の一部と合体し現在の「中央1丁目」が誕生しました。

出典:順化地区のあゆみ 町名のゆらい

 

西側

 

南側

歩道上空に落下防止のシートが設置されました。

2020年5月下旬頃

2020年5月24日の様子です。

東側(ハピリン側)

 

北側

 

現場の様子

マンションは5階部を施工中です。

 

以上、5月までの様子でした。6月以降に続く。

 

〇前記事は下記リンクより、【ハニー跡地再開発工事記録7】(2020.6~7)オフィス棟建設開始・マンション6~8階施工中

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ハピリン西側の福井市中央1丁目10番地北側では再開発事業(通称:ハニー跡地再開発)で、2021年春の完成に向け、4棟の複合ビルの建設が進んでいます。ここでは2020年6月以降の工事の様子を紹介します。   〇前記事は下[…]

 

〇前記事は下記リンクより、【ハニー跡地再開発工事記録5】(2020.1~3)マンション1~2階施工

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