ラニイ福井貨物福井支店の建設工事記録 2020.8

トラック運送のラニイ福井貨物(西開発3丁目)が福井インター近くに移転します。現在、移転先の福井市和田中町では敷地造成工事が終わり、建屋の工事が進められています。ここでは2020年8月現在の様子を紹介します。

 

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トラック運送のラニイ福井貨物(西開発3丁目)が福井インター近くに移転します。現在、移転先の福井市和田中町で新事務所建設のための敷地造成工事が行われています。ここでは2020年3月現在の様子を紹介します。   〇前記事は[…]

ラニイ福井貨物とは

概要

ラニイ福井貨物とは福井市開発3丁目に本社を構える運送業者です。1928年に福井市内で創業、駅に到着した貨物を荷車や荷牛馬車で運ばれていた時代において、迅速で効率的なトラック輸送で成長していきました。2019年には旧社名の福井貨物自動車株式会社から現在のラニイ福井貨物株式会社に社名が変わりました。

 

移転の経緯

ラニイ福井貨物福井支店では北陸、関西、中京および関東の各方面に8路線の特積運送を行っており、最大で一日あたり25便の運送を行っています。しかし、取扱貨物量に対し、現在の開発3丁目の荷捌き場の施設は狭く、朝夕を中心に貨物車両の出入りが集中し、限られた時間内に貨物の仕分けや積載を行う必要があることから貨物破損等が頻発しています。また、日常的に処理能力以上の集荷依頼を断っており、多くの荷主から荷物を集め、各都市に運行している定期便で荷物を届ける特積運送事業者としての役割に制限がかかっています。

今回広い敷地に移転することで、将来の需要増加にも対応でき、施設内での貨物破損等の事故の減少や取扱貨物の処理能力向上による集荷依頼の断りの減少が見込まれます。

 

福井県報より抽出

 

新支店の概要

 

・事業名称:ラニイ福井貨物株式会社福井支店移転工事

・所 在 地:福井市和田中町113

・開発事業者:ラニイ福井貨物株式会社

・工     期:2019年11月11日~2020年12月28日、2021年1月オープン

・事 業 費:約40億円

〇建物の概要

・敷地面積:36,000m2

物流倉庫は特積みターミナル・常温倉庫・事務所(事務所部は2階建て)の一体型建物と低温仕様の倉庫の平屋2棟構成で、自動車整備工場と給油施設も敷地内に設置されます。

 

完成イメージ

日本経済新聞サイトより引用

完成イメージを見ると敷地の奥の方にメインの倉庫群があり、国道側には駐車場や自動車整備工場、給油施設など、車両関係の施設が配置されています。

 

 

移転先の場所

中部モータースの裏が移転先です。

 

現在の様子(2020年8月現在)

造成範囲

現地に設置されていた測量ポールから推測しました。赤線で囲った範囲で造成エリアです。

※①②は今回未取材

③農道入り口付近

交差点付近の造成工事が進められています。この場所には給油施設や洗車機が設置されます。

 

3月時は通行できた農道が工事道路に転用され、通行できなくなっていました。

 

大きな2つの建物が建設されています。

 

3月時にあった白色の仮囲いからAバリに変わり、工事看板類がなくなっています。貴重な情報源が。

 

メインの物流倉庫の建屋の建設が進められています。鉄骨の組み立てが終わり、建物の形が姿を現しました。

 

 

④東角付近

 

 

⑤農道付近

物流倉庫の横には大雨時に雨水を一時的に貯める調整地が設置されました。

 

国道158号に面している土地では駐車場の整備工事が進められています。中央奥の建物は自動車整備工場です。

 

以上、2020年8月現在の様子でした。2020年末が工期なので、秋頃には建物の外観が完成し、内装と外構工事に入ると思われます。

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