福井市営住宅東安居団地建替え計画の現状 2020.5

福井市最大の市営住宅である東安居団地では計画的な建替えを行っています。ここでは建替え計画の内容と2020年5月現在の様子を紹介します。

建替え計画とは

概要

東安居団地は1970年から1975年にかけ8棟が建設されましたが建設から半世紀が経過し、老朽化が進行していることから現在、計画的な建替えが行われています。東安居団地整備事業と題し、既存の7棟(2~8号棟)を取壊し、新たに6棟(A~F棟)を建設し、1号館を大規模改修する計画です。事業の総事業費は約59億円で、2024年に事業完了を目指しています。2020年5月現在の進捗は次のとおりです。

A棟、B棟、C棟、E棟 完成済
F棟 建設中(2020年12月完成予定)
D棟 2021年に5号棟を解体し、跡地にD棟を2021~2022年に建設予定
1号館 D棟完成後、2023~2024年に改修予定

 

各棟の概要(建替え後)

住棟番号 建設年度 戸数 階数 住宅形式 1戸あたりの床面積 家賃
A棟 2013年 32戸 8階 1~2LDK、3~4DK 44.9~79.5m2 21,100~76,200円
B棟 2013年 26戸 6階 1~2LDK、3~4DK 45.3~79.5m2
C棟 2015年 72戸 8階 2LDK、2~4DK 56.4~82.6m2
E棟 2018年 43戸 7階
F棟 2020年 23戸 5階
D棟 2022年 54戸
1号館 2024年 63戸

D棟と1号館の詳細情報はこれから発表されます。

 

配置図(建替え前)

2008年の航空写真に各棟の名称を記載しました。建替え事業は2013年以降はじまり、ストリートビューでは建替え前の東安居団地が見れます。1号棟を除いて、取り壊されます。集会場はそのまま残るのか、建替えられるかは不明です。

 

配置図(建替え後)

2024年の建替え後の建物配置図です。北側の4号棟・7号棟跡地には駐車場が整備されます。

 

現在の様子

2020年5月現在の東安居団地の様子です。

1号館

1号棟は唯一解体されず、今後も現存します。細長い建物でグーグルで測ってみましたら延長85mありました。

 

 

 

昔ながらの団地らしい建物です。

 

掲示板が木製です。

 

5階からの眺め

1号棟5階北側より、4号棟方面。

 

1号棟5階北側より、C・E棟方面。

 

1号棟5階南側より、C・E棟方面。

 

1号棟5階南側より、5号棟方面。手前で建設中なのでF棟です。

 

4号棟

近々取り壊さる予定の4号棟です。跡地は駐車場になります。

 

 

入り口にはベニヤ板が設置されていました。

 

1階の廊下

 

5号棟

F棟完成後に解体され、C棟が建設される5号棟です。

 

5号棟はまだ住民がいると聞いていますが多くのポストが閉ざされています。

 

F棟(建設中)

2020年12月完成を目指し、現在建設中のF棟です。

 

現在は基礎工事が行われています。

 

1号棟5階より、建物の大きさがわかります。

 

A号棟

2013年、最初に建て替えられた建物です。

 

北側の旧7号棟跡地は駐車場になっています。

 

B号棟

 

C号棟

C号棟は東安居団地で一番大きな建物です。

 

 

E号棟

E号棟は2020年5月現在、一番新しい建物です。

 

集会場

4号棟の横には平屋の集会場があります。この集会場が今後どうなるかは不明です。

 

4号棟の跡地は駐車場と聞いていますので、4号棟取り壊し時に一緒に解体され、どっかに新築されるのでしょうか。

 

以上、福井市営住宅東安居団地建替え計画の現状でした。

開発ミニレポ