福井市文京1丁目の底喰川(そこばみがわ)では河川改修工事を行っています。ここでは2021年3月現在の工事の状況を紹介します。
底喰川の河川改修工事は昭和の頃より下流側から10年単位で毎年少しずつ行われており、2000年頃は西福井駅付近、2010年頃は田原町付近が施工され、2020年にようやく今回紹介する北陸高校付近にたどり着きました。トータルの事業費は約300億円で、約200億円30年かけ現在地まで完了し、残りの区間は約100億円20年かけ整備する計画となっています。事業期間が半世紀に及ぶ大事業です。
〇前記事は下記リンクより、底喰川文京1丁目工区河川改修工事状況(前編) 2020.1
福井市文京1丁目の底喰川(そこばみがわ)では河川改修工事を行っています。ここでは2020年1月現在の工事の状況を紹介します。 底喰川の河川改修工事は昭和の頃より下流側から10年単位で毎年少しずつ行われており、2000年頃は西福井駅付近[…]
底喰川河川改修工事とは
概要
・河川工事の目的:概ね 10 年に 1 回程度の確率で発生する降雨による洪水を安全に流下させ、福井市中心市街地における家屋や公共施設等の浸水を防止します。
・河川工事の場所:福井市乾徳 2 丁目地係~大願寺地係(JR橋梁)の約 2,480m区間。
・河川工事の種類:河道拡幅、河床掘削、護岸工
・整備にあたり配慮する事項:住宅密集地であるため、車や歩行者の通行など居住環境に極力影響を及ぼさないような工事工程、仮設工事を実施します。暫定計画断面により先行改修することで、上流域の度重なる浸水被害を早期に軽減します。
平面図
今回はフェニクス通りに架かる明道橋からお泉水通りまでを取材しました。
断面図
福井県サイトより引用、河川幅員が約3倍になります。
現在の様子
2021年3月27日の様子です。
明道橋から探索開始します。
明道橋付近
現在地
明道橋
明治橋下流側、明道中学校隣接地です。
明道橋上流側、ここから北陸高校グランド北側まで整備が終わっています。
前回2020年1月では工事中だった歩道です。道路側も河川側も歩道はインターロッキングで整備されています。
北高グランド付近
北陸高校北西部に架かる橋から撮影。
ながさ橋といいます。
下流側
ながさ橋まで歩道整備が完了しています。
上流側
2021年3月現在の工事先端部です。
ながさ橋から上流側の歩道整備はこれからです。
工事区間
右岸
現在工事が行われてる箇所です。
青い鉄筋は新しい東環状線の橋の支承となります。橋の上部も交差点の一部となるため、支承が長いです。
護岸工事が行われています。
左岸
左岸に移動しました。左岸からみた工事先端部です。
右岸側に川を拡幅しています。右岸護岸の内側に新しい右岸護岸を施工しています。
右奥にある橋は東環状線の橋です。
2020年3月に行われた第37回福井市都市計画審議会の開催結果、東環状線はこの変電所の中を通るルートに決定されました。2024年度供用開始予定です。
変電所内部
2020年1月の取材時には空き地だった土地にFCTVの施設ができています。この建物の門の手前に新しい東環状線が通ります。
以上、2021年3月現在の底喰川文京1丁目工区改修工事状況(前編)でした。
後編に続く。
〇続き記事は下記リンクより、底喰川文京1丁目工区河川改修工事状況(後編) 2021.3
福井市文京1丁目の底喰川(そこばみがわ)では河川改修工事を行っています。ここでは2021年3月現在の工事の状況を紹介します。後半では数年後に工事に入る上流側(お泉水通りまで)を紹介します。工事区間の立ち退きが進んでいます。  […]
〇前記事は下記リンクより、底喰川文京1丁目工区河川改修工事状況(前編) 2020.1
福井市文京1丁目の底喰川(そこばみがわ)では河川改修工事を行っています。ここでは2020年1月現在の工事の状況を紹介します。 底喰川の河川改修工事は昭和の頃より下流側から10年単位で毎年少しずつ行われており、2000年頃は西福井駅付近[…]