福井駅西口で立体駐車場がホテルになったと思えば、東口では平面駐車場が立体駐車場になります。福井駅東口の北陸電力福井支店の平面駐車場に5階建ての立体駐車場が整備されることが発表されました。ここでは新しく整備される立体駐車場について紹介します。
福井駅周辺では北陸新幹線開業を控え、建設ラッシュです。しかし、新幹線開業後には福井駅周辺で約600台の駐車場が不足すると試算もあり、今回新規に駐車場が整備されることになりました。福井駅の近くということもあり、95%以上の稼働率を想定しているそうです。また、災害時の一時避難所として使用できるように、電源の設置なども検討されています。
立体駐車場について
駐車場の概要
・駐車場名称は「システムパーク福井駅東 北陸電力前(仮称)」
・駐車台数は約220台(時間貸し用約160台、北電の社用車用58台)
・2020年4月着工、2020年10月に稼働開始予定
・福井駅周辺に立体駐車場が整備されるのは20数年ぶり
・4層5段式(4階+屋上)
建築物の概要
・建築物の名称:北陸電力(株)福井支店南駐車場立体駐車場建設工事
・所在地:福井県福井市日之出1丁目3701
・建築主:日本システムバンク株式会社
・工期:2020年4月1日~2020年10月30日
用途 | 自動車車庫 | 敷地面積 | 1,413.50m2 |
建築面積 | 1,121.49m2 | 延床面積 | 4,447.57m2 |
構造 | 鉄骨造 | 高さ | 16.944m |
階数 | 地上4階 | 棟数 | 1棟 |
建設場所
北陸電力福井支店の南側です。
完成イメージ図
歩道の位置から北電側(北側)から見たパースだと思われます。駐車場への出入口は北側に設けられそうです。
出典:日本システムバンク(https://www.rikuden.co.jp/press/attach/20021741.pdf)
現在の様子(2020.2)
2020年2月中旬頃の様子です。
北陸電力福井支店
北電福井支店の建物は現在の街区に対し斜めに建っています。それは戦前から平成の区画整理がされるまで、建物の北側に沿って斜めの道路が通っていたためです。震災復興区画整理と福井駅周辺区画整理の2度にわたる区画整理を超え、貴重な戦前の街区の名残を今に伝える建物です。
現在の平面駐車場
北東側
完成イメージ図のアングルです。この平面駐車場の場所には元々北陸電力福井支店の第一別館(1970年代に建設)がありましたが2000年頃に解体され、現在の駐車場が整備されました。
北西側
駐車場の出入口は北側道路にあります。完成イメージ図によれば新しい立体駐車場の出入口もこの辺に描かれていました。
融雪装置が完備されています。
南西側
えちぜん鉄道福井駅の入り口まで50mほどです。
南東側
駐車場から見たえちぜん鉄道、立体駐車場が完成したら、えちぜん鉄道と北陸新幹線の良い撮影スポットになりそうです。
えちぜん鉄道福井駅ホームから
ホーム端から建設予定地がよく見えます。
今後は工事の様子を定期的に紹介していこうと思います。
〇続き記事は下記リンクより、【システムパーク福井駅東工事記録2】(2020.3~4)既存駐車場撤去
福井市日之出1丁目、えちぜん鉄道福井駅東側、北陸電力福井支店南側では立体駐車場の建設工事が進められています。ここでは2020年3月以降の既存建物解体の様子を紹介します。 〇前記事は下記リンクより、【システムパーク福[…]