フェニックス通り×環状西線の変則交差点改良計画 2019.4

福井市文京1,2丁目のフェニックス通りと環状西線とのクランク状の変則交差点の改良計画を福井市が検討しているそうです。と、いうわけで現場に行ってきました。この記事は2019年4月10日付の福井新聞の記事を元に作成しています。

変則交差点とは

福井市を南北に横断するフェニックス通り(福井県道30号福井丸岡線 )と福井市西部をぐっるっと半周する市道 環状西線は福井市文京1,2丁目で交差しています。しかし、下記の地図を見ていただいたらわかりますが、環状西線はクランク状にずれて接続しています。西側から来て、東へ行きたい場合、一度フェニックス通りを左折し、50m先で右折する必要があります。フェニックス通りの西側道路(西環状線区間)との交差点は信号機がありますが、フェニックス通りの東側道路(東環状線区間)との交差点には信号機はありません。そのため、右折待ちの車はフェニックス通りの追越し車線をふさいでしまい、混雑の原因となっています。ちなみに市道名は「環状西線」ですが、通り名はフェニック通りを境に「西環状線」と「東環状線」にわかれています。市道 環状東線は別にあります(後述)

今回の変則交差点の改良計画が浮上した発端は、県が進めている底喰川の改修工事で、環状西線の橋の架け替え工事が行われることにあります。せっかく架け替えるのなら変則交差点も解消を目指そうということで2018年春に計画が浮上したとのこと。これからルートの基本設計や実施設計を行うということで、着工してから完成まで4,5年はかかるとみられています。

 

交差点の場所

 

市道 環状西線とは

市道ルートは福井市監理課の路線図より。

市道名と通り名で似ていますが区間が違い、ややこしいので上図を参照ください。街中の交差点でよく見かける看板には「通り名」が書いてあります。

・市道 環状西線:福井市西開発2丁目のフレンドマート開発店の南東交差点から福井市舞屋町のパチンコ店「アレアワールド」前の県道交差点まで福井市街西側を半周する市道です。

・市道 環状東線:福井市高木町の高木交差点から福井市円山1丁目までをつなぐ市道です。米松付近は県道と重複します。

・通り名 西環状線:福井市文京2丁目のフェニックス通りとの交差点から福井市花堂南2丁目のフェニックス通りとの花堂交差点まで、福井市街西側を半周する通りです。大部分は市道 環状西線と重複し、一部は県道となります。

・通り名 東環状線:福井市文京1丁目のフェニックス通りとの交差点から福井市花堂南1丁目のフェニックス通りとの花堂交差点まで、福井市街東側を半周する通りです。市道の区間は一部、ほとんどが国道や県道が指定されています。市道 環状東線とは一部しかかぶっていません。

変則交差点の現状

2019年4月撮影

底喰川の改修工事の様子

最初に底喰川の改修工事の様子を紹介します。

明道中学校前付近、このあたりは2014年頃に底喰川の改修工事が行われ、橋も架け替えられました。

 

・明道中学校→環状西線(西環状線)交差点

 

 

 

 

河川反対側道路に移動しました。下記4枚の写真は下流から上流へパノラマ風に撮影。

 

 

 

・信号機付近

 

 

・環状西線(東環状線)の橋

 

この橋の架け替えが今回の計画の発端です。

 

・環状西線(東環状線)の橋の上から下流側

 

 

橋手前まで河川改修が進んでいます。

 

10年以上前、フェニックス通りと底喰川の間には民家やビルが何十棟も立ち並んでいましたが、河川改修工事により、移転しました。参考に1974年の航空写真(国土地理院より)と現在の航空写真を並びてみました。黒線が囲った区域(北陸高校~西環状線)の建物がすべてなくなっているのがわかります。ここにあった歯医者に昔行ったな~。

 

・工事看板

変則交差点の現状

・フェニックス通り北向き(信号機南側より)

 

・環状西線(西環状線)東向き(信号機西側より)

・環状西線(西環状線)西向き(信号機東側より)

西環状線の起点です。

 

・フェニックス通り北向き(信号機北側より)

右に続く道路が環状西線の続き(東環状線)です。フェニックス通り上に右折車が並んでいます。ここは7時~9時は右折禁止になっています。

・環状西線(東環状線)東向き

東環状線の起点です。

・環状西線(東環状線)西向き

7時~20時は左折しかできません。

・フェニックス通り南向き

環状西線(西環状線)との交差点には右折レーンがあります。右折車は多いです。

環状西線(東環状線)からフェニックス通りへ左折する車も多いです。

以上、変則交差点の現状でした。

改良ルート予想

報道ではルート計画はこれからとのことだったので改良ルートを予想してみました。

航空写真はグーグルマップより。

素直に考えたら図のルート①のように環状西線同士を直線上に結ぶ計画になります。

予想ルート①の現地の様子

・ファミリーマート前交差点

交差点から斜め右に曲がっている現道は、改良後には直線になります。

 

 

 

現在使用されているかわからないビル、いろんなテナントが入っていたらしく、様々な看板がありました。

 

・変電所付近

 

 

ルート①だと、複数のビルや変電所、民家が用地買収の対象になり、大事業になりますが運転に優しい道路になります。

 

予想ルート②

現地を取材してて、変電所の存在が気がかりになりました。

ルート①だと変電所の要である変圧器と重なります。変圧器は重量物かつ高価であるため、そう簡単に移設や撤去新設ができません。また、移設する場合ルート①だと変電所の敷地を分断するように道路が通るため、移設先も難儀です。おそらく今回の事業で最大の難関になるのは変電所になると思われます。既存の変電所を避けた道路というのも各所で見られます。

そこで私が予想したのは変圧器を避けたルート②です。

フェミリーマートを過ぎた所から新道路が始まり、ルート①よりも北側に曲げてみました。これなら既存の変圧器を避けて道路を通すことができます。また、施工延長が短いため、その分工事費用を抑えることができます。

この予想があたるかどうか数年後が楽しみです。

 

プロジェクト新情報