芦原街道の明新歩道橋が廃止されました 2015.8

福井市灯明寺1丁目の芦原街道には明新歩道橋があります。この歩道橋は足元の馬渡川(うまわたりがわ)の河川改修工事に併せ一時的に撤去され、河川改修工事後に再度設置されることになりました。ここでは廃止前の2015年8月現在の明新歩道橋について紹介します。

明新歩道橋架替えとは

工事概要

そもそも明新歩道橋が撤去されることになったのは歩道橋の足元にある馬渡川の改修工事が行われるためです。馬渡川は福井市の北部に位置し、九頭竜川左岸17.0km付近に合流する流域面積4.5km2の市街地を貫流する小河川です。馬渡川は芝原用水の末端に位置し、元来灌漑排水路としての役割を果たしてきました。しかし、近年の土地区画整理事業などによる排水路の改良、および市街地拡大に伴う浸透域の減少と自然の遊水地効果を持つ田畑の減少などにより、洪水ピーク流量が増大しています。また、豪雨時には疎通能力不足や九頭竜川高水位時の水位上昇に伴う排水阻害などによって、床上浸水などの被害が発生しています。
こういったことから馬渡川は、九頭竜川合流点より2,100m区間を対象に、都市小河川として1984年度より河川改修に着手することとなりました。

下流より毎年少しづつ改修工事が行われ2015年にようやく芦原街道付近に達しました。河川を拡幅するには芦原街道の橋を架けかえる必要があるため、明新歩道橋を撤去する必要があります。明新歩道橋は橋の架け替え工事後に再度設置されます。

福井県サイトより、馬渡川改修工事の図です。

 

歩道橋の場所

現在の様子

2015年8月9日の様子です。

歩道橋東側

歩道橋南側の芦原街道上から撮影

 

歩道橋を撤去するための芦原街道夜間交通規制のお知らせです。

 

東側入口の裏に来ました。歩道橋は馬渡川の真上に設置されているのがわかります。

数年後にはこの辺りも拡幅されるのでしょう。

歩道橋東側入り口前から南側を撮影。

歩道橋内部

東側の入り口から歩道橋内へ入ります。

 

歩道橋撤去の工事看板です。河川改修に伴う撤去のため、河川課が担当しています。

 

歩道橋内部です。河川の真上は床が水平になっています。

 

歩道橋は2015年8月10日より通行できなくなります。

 

踊り場です。

 

道路上空です。歩道橋は全屋根タイプです。

 

歩道橋から南側をみます。

 

歩道橋から北側を見ます。左側が改修中の馬渡川です。歩道橋の手前まで拡幅工事が完了しています。

 

西側階段です。

 

西側は踊り場が2か所あります。

 

歩道橋西側

外にでました。北側からみた西側入り口全景です。

 

今上ってきた東側入り口です。

 

歩道橋を下から見上げます。

 

西側入り口を正面からみます。

 

南側からみた西側入り口全景です。踊り場の下はゴミステーションになっています。

 

馬渡川です。

 

歩道橋直下を流れる馬渡川、拡幅後は流せる水の量が3倍になります。

 

以上、明新歩道橋の2015年8月現在の様子でした。

 

〇続き記事は下記リンクより、明新歩道橋建設の様子 2020.9

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