西武福井店新館閉鎖まで後1年、現状は?2020.3

2019年10月、西武百貨店福井店の新館が2021年2月に営業終了すると報道されました。北陸新幹線福井開業を控え、福井駅周辺では様々な再開発事業が進み、街が活気始めたこのタイミングでの発表に多くの人が驚いています。今回の発表は、そごう・西武が全国で進めている合理化の一環で、売り上げが低迷する新館を閉鎖し、黒字の本館に営業資本を集中させることにあります。新館は若者向けのテナントが中心でそれらのテナントの今後については未定です。

ここでは新館の現状と今後についてまとめました。

 

西武福井店新館の閉鎖は全国的な合理化の一環

福井店自体は黒字営業

全国的に百貨店の営業は厳しく、福井店もピークの1993年には255億円の売り上げがありましたが、2019年には115億円にまで減っています。西武福井店の運営会社であるそごう・西武は全国の百貨店の合理化を進めており、西武大津店やそごう徳島店などは閉鎖されることになりました。福井店は直営店であり、本館の土地・建物は自前であるため、福井店自体は黒字営業です。しかし、新館は営業低調なうえ、1棟借りをしているためコストがかかる新館を手放し、営業資本を本館に集中させことになりました。

 

新館は若者向けテナントが中心

新館は地上6階、地下1階、9,054m2、売り上げ高は26億円、ロフトやABCマート、紀伊国屋書店など若者向けのテナントが中心です。

フロア構成

6F 無印食品、ABCマート
5F 紀伊国屋書店、Forest、スカイアーチ(連絡通路)
4F LOFt(手芸用品)
3F LOFt(ヴィレッジ ヴァンガー)
2F 婦人服(ヤング)・リラクゼーション・ヘアサロン
1F 婦人服(ヤング)
B1F 食品街・喫茶、だるまロード(連絡通路)

 

 

新館の今後

新館を所有している不動産会社は今ある本館との連絡通路はそのまま残し、商業ビルとして存続させ、今までとおり本館と共存共栄の関係を続けたいとしています。新館に入っているテナントは、閉鎖と同時に撤退するか、移転するか、営業継続かは未定です。ロフトの広報の話では福井店は他県の店舗と比べ、営業成績は悪いわけではないとのことです。西武八尾店が閉店した時は、後続の商業施設にそのままテナントとして残ったケースもあるため、新館のテナントがすべて閉鎖と同時に撤退・移転するわけではないと思われます。それは今後のビルの所有者と西武の話し合い次第です。

一方、西武は本館の黒字を保つために、新館地下1階の食品店と1,2階のヤングレディースファッションのブランド店を本館に集約させる計画です。本館8階レストランフロアや屋上のリニューアルなど、30~40代女性客を増やすことに力を入れ、本館を活性化させる方針です。

 

 

西武福井店新館の歴史

・1971年 ファッションランド・パルとして開業、ジャスコ福井店がテナントして入る。

・1999年 ジャスコ福井店閉店、パルを買収し、西武福井店新館として改装オープン。

・2005年 本館と新館を結ぶ2つの連絡通路完成

 

新館の今の様子

外観

電車通り側

電車通り側の入り口です。1階の入り口は3か所にあります。

 

入ると2階直通のエスカレーターがあります。

 

南西側

南西側入り口です。

 

本館側(西側)

 

 

新館フロア図

新館のテナント案内です。

 

本館と新館のフロア図です。

エレベーター内

 

6階

以下、フロア図は西武福井店サイトより引用

6階エレベーター

 

エスカレーター

 

無印食品です。

 

ABCマートです。

 

5階

紀伊国屋書店です。DVD&CDと書いてるのは紀伊国屋系列のDVD専門店「フォレスト」です。

 

 

フォレスト

 

スカイアート(5階連絡通路)

5階には新館と本館をつなぐ連絡通路があります。よく、パネル展をやっています。

 

 

本館のエスカレーターにある新館への案内矢印。

 

連絡通路からの眺め

電車通り側(北側)

 

北の庄通り側(南側)

 

4階

4階はLOFt(クラフトループ)です。

 

LOFtは2階フロア分をしめています。

 

3階~4階専用階段

ロフト専用階段です。ロフトのフロアを行き来できます。

 

3階

3階はLOFt(ヴィレッジ ヴァンガー)です。

 

 

2階

2階はアップルシティ、婦人服(ヤング)・リラクゼーション・ヘアサロンです。複数のテナントが集まっています。

 

電車通り側には1階から直接2階に上がれるエスカレーターがあります。

 

1階

1階はアップルシティ、婦人服(ヤング)です。複数のテナントが集まっています。ATMがあります。

 

 

地下1階

地下1階は本館地下同様食品街です。新館は和洋菓子、酒、料理教室があり、本館は生鮮食品、おかず市場、グロッサリー、ベーカリー売り場があります。本館とは連絡通路でつながっています。

 

奥には料理教室があります。

 

だるまロード(地下1階連絡通路)

本館地下と連絡通路でつながっています。地下通路のため、中央部が下がっています。

 

本館側連絡通路の横にある階段からは地上へ出れます。

 

以上、西武福井店の現在の様子でした。閉鎖予定日まで後1年、新館は福井駅前では貴重な若者向け施設なため、なんとかこのまま営業を続けてほしいです。私が西武で利用しているテナントはロフトや紀伊国屋なので、なくなるとつらいです。

 

〇続き記事は下記リンクより、西武福井店新館閉鎖まで後2週間、現状は?2021.2

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