主要地方道武生美山線災害復旧の様子 前編(福井市蔵作町) 2020.10

福井市蔵作町の主要地方道武生美山線(福井県道2号)では2017年に発生した土砂災害により、道路が埋没したため迂回路を建設しています。ここでは2020年10月現在の様子を紹介します。

災害復旧とは

概要

2017年12月25日、福井市蔵作町で土砂崩れが発生し、県道が埋没して通行が不可能になりました。2018年1月4日に対岸の市道を活用した緊急迂回路が設置されましたが大型車は通行できない状況が続きました。2018年3月、足羽川に土砂崩れ現場を迂回する2本の仮設橋が完成し、大型車両も通行できる迂回路(片側交互通行)が完成し、現在に至ります。2020年10月現在、県道の本復旧に向けて、迂回路に平行する形で橋梁を建設しています。

〇工事概要

・工事延長 L=540m

・下流側橋梁 L=99m、上流側橋梁 L=68m

地図

 

現在の様子

2020年10月25日の様子です。下流側の橋は橋脚が完成し、上流側の橋は上部工を施工しています。

下流側

福井市内から美山経由で池田方面に行くときに通る道です。

 

工事看板

蔵作橋梁の工事看板です。、下流側と上流側の2橋あわせて蔵作橋なのでしょうか。

 

全体平面図と断面図

 

取りつけ道路の工事看板です。

 

平面図

 

標準断面図

 

工事ヤード

下流側には橋梁と道路の共同工事ヤードがあります。

 

 

下流側橋梁

下流側新橋全体です。橋台と橋脚が完成しています。

 

橋台拡大。

 

工事の進捗看板です。

 

仮設道路は片側交互通行なため、仮設橋手前には信号が設置されています。交通量が多い道路ですがこの状態が2年半近く続いています。

 

反対側。数年後にはこの場所が県道のルートになり、現在の場所は廃道になります。

 

現在の架橋現場には市道橋がありましたが、新県道橋建設に伴い撤去され、橋台のみ残っています。

 

 

右岸護岸に残されている市道橋跡

 

下流側仮設橋

下流側の仮設橋です。数年間使用されるためしっかりした造りをしています。

 

迂回路開始地点です。直進が現道ですが土砂崩れで通行止めになっています。

 

通行止め区間入り口にあった看板。

 

通行止め区間です。2017年12月末に通行止めになってから2年半でこの荒れようです。

 

土砂崩れ現場拡大、土砂で道路が埋没しています。

 

それでは仮設橋をわたります。

 

仮設橋からみた新橋建設の様子

 

仮設橋は幅員4mほどです。

 

下流側新橋の右岸橋台です。取り付け道路は舗装まで完成しています。

 

下流側右岸

右岸につきました。

 

右岸側の道路です。左側が本復旧の新県道で右側が仮設道路です。

 

右岸側からみた仮設橋

 

 

新橋の取り付け道路です。

 

右横には北電の発電所に行く道路があり、かつての市道です。

 

右岸からみた下流側新橋です。川の中の橋脚にはしごがありますね。

 

発電所前にある旧市道橋の橋台です。門柱が残っています。

 

拡大、旧市道橋の左岸橋台があった場所は崩されています。

 

右岸から見た下流側仮設橋。

 

北陸電力変電所入り口、水力発電所です。

 

発電所取り付け道路。

 

上流に進みます。

 

〇続き記事は下記リンクより、主要地方道武生美山線災害復旧の様子 後編(福井市蔵作町) 2020.10

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