福井県道116号徳光福井線では現在バイパス工事が行われています。ここでは2019年5月現在の工事の状況を紹介します。
福井県道116号徳光福井線とは福井市南部と福井市中心部を結ぶ一般県道です。福井市街では板垣橋通りと呼ばれています。バイパスは福井市徳光町から北上し、高速道路をくぐり、県立図書館の北側を通って、足羽川を越え、国道158号に至るルートで計画されています。現在はそのうち、南側区間にあたる福井市徳光町~福井市下細江町間の約1.4kmが整備中です。このバイパスが全通すると国道8号の迂回路になるため、福井市南部・鯖江と福井市街との行き来が便利になります。
工事概要
・箇 所:福井市徳光町(起点)~福井市下細江町(終点)
・図面
福井県の資料より引用。
工事場所
福井県道32号清水美山線と福井県道208号徳光鯖江線との交差点から福井県道181号東郷麻生津線までの約1.4km区間が工事範囲です。
現在の様子(2019.5)
起点は南、終点は北です。
起点側交差点
福井県道32号清水美山線と福井県道208号徳光鯖江線との交差点から北上して行きます。工事区間は交差点から北側です。
交差点看板はT字交差点ですが、バイパス完成後は十字交差点となるでしょう。
交差点にあった工事看板類。
道路断面図
車道のみで歩道は作らないようです。交差点南側の福井県道208号徳光鯖江線は両側に歩道があるのですがね。
交差点から少し西側へ。
川沿いにバイパスを作っています。交差点のすぐ北側には橋梁工事が進められています。
起点側交差点から200mほど北側に行った地点
起点側交差点から200mほど北側に行った地点、農道が工事で分断されていました。このあたりでは遺構調査が行われています。
・起点側
・終点側
上文殊地区農業集落排水処理施設付近
さらに200mほど北上すると上文殊地区農業集落排水処理施設があります。
・起点側、処理場より南側はまだ田植えが行われています。
・終点側、処理場より北側では約200mほど道路が路盤まで出来上がっていました。
処理場より400m北側地点
住所は下細江町になります。道路予定地は田植えが行われていないため、わかりやすかったです。この付近前後は工事未着手でした。
・起点側、処理場側より工事が進められてています。
・終点側、さらに北側では工事が行われているのが見て取れます。
処理場より600m北側地点
上記地点より約200m北上しました。ここから北側~次の道路までは路盤まで道路が出来上がっています。
・起点側、道路用地に看板が立っています。
・終点側、路盤まで道路が出来上がっています。
現道付近
現道より北側は道路が完成しており、供用されています。南側は路盤まで完成しています。
・起点側、路盤まで道路が出来上がっています。
・終点側、道路は完成しており、供用されています。
終点側交差点
福井県道181号東郷麻生津線までが今回の工事区間となります。この交差点より北側は事業計画区間で、未着手です。県道との交差点だけあって、交差点は大きくつくられており、将来信号機の設置が想定されます。
・起点側
残工事が行われています。歩道工事等が残っているみたいです。
会社(アコス)敷地の一部も交差点となるようです。
・終点側
交差点より北側に道路整備の様子はうかがえません。しばらくはこの交差点がバイパスの終点になりそうです。工事の進捗具合から現在の建設中の区間は後1,2年で完成し、供用されそうです。
バイパス未着手区間
バイパス未着手区間も取材しました。
県道交差点から高速道路の橋梁付近が計画ルートです。ちなみに、橋梁奥に見える建物は福井駅前のハピリンです。
北陸自動車道橋梁付近
計画ではバイパスはこの付近を通ることになっています。おそらく高速道路の下を通るでしょう。
・起点側
写真中央の建物横に現バイパスがあります。
・終点側
越美北線六条駅付近
計画ではこの付近を通ります。現在の法律では踏切の新設は難しいので越美北線を超えるために地下道か跨線橋が建設されるでしょう。
県立図書館付近
県立図書館の北西側に計画されています。福井県道180号東郷福井線との交差点がこの付近に設置されるでしょう。
・起点側
・終点側
足羽川左岸堤防上
この付近でバイパスは足羽川を渡ります。この付近に橋梁ができると渋滞の激しい国道8号を通らずに両岸を行き来できるので便利になるでしょう。橋梁だけでも先行して建設してほしいです。
・起点側
・終点側
以上、バイパス未着手区間でした。この区間の着手は当分先になりそうです。