北陸本線 福井駅~森田駅間に設置が検討されている新駅の候補地として近町踏切が最適と結論がだされました。ここでは新駅の概要と2022年12月現在の候補地の現状について紹介します。
〇前記事は下記リンクより、北陸本線 福井駅~森田駅間の新駅候補地を3か所発表
北陸本線 福井駅~森田駅間に設置が検討されている新駅の候補地が3か所発表されました。ここでは新駅の概要と2021年6月現在の候補地の現状について紹介します。 〇前記事は下記リンクより、北陸本線 福井駅~森田駅間の新[…]
私が前記事で予想した設置場所はほぼ的中していました。
北陸本線の新駅について
新駅の候補地は3か所あった
2024年春、北陸新幹線敦賀開業に伴いJR北陸本線 金沢~敦賀間が並行在来線として経営分離されます。北陸本線が地域鉄道になるということで、各沿線自治体では新駅の設置が検討されています。福井市においては2020年度より北陸本線 福井駅~森田駅間において新駅の設置が検討され、駅舎や4両編成の車両が止まれる90mのホームが設置できる、東西を結ぶ踏切がある、駅へのアクセスが便利などを基準にし、2021年6月16日に3か所の候補地が発表されました。
選定箇所は次のとおりです。
①開発踏切付近
②大願寺地下道付近
③近町踏切付近
この場所を選定した理由は、「周辺に住宅や公共施設があり定期的な利用者(1日あたり1千人程度)が見込まれる」「長期的に増収が資する」です。
2021年度は各地区住民に新駅が欲しいか意向調査を行うと同時に道路や駐車場整備などの利便性向上、利用促進策が検討されました。
下から③近町踏切付近、②大願寺地下道付近、①開発踏切付近となっています。
近町踏切付近が最適
2022年12月22日、学識者でつくる検討会議は近町踏切付近(福井市高木町・高木2丁目)が最適と結論付け、報告書を福井市に提出しました。候補3か所のうち近町踏切付近が最も利用者数(1日1000人前後)が見込め、開発の余地があることから選ばれました。ホームは踏切北側に設置を想定しています。新駅設置に併せ、都市計画道路高木灯明寺線の未整備区間の整備、パークアンドライド駐車場の整備、駅周辺のまちづくりとの連携が今後検討されます。
イメージ図
高木新駅のイメージを妄想してみました。駅西側にメインの駅舎と出入口、駅前広場、駐車場が設置されると想定しました。
新駅の駅名は
当サイトでは高木新駅と仮称していますが、新駅の駅名は公募になる可能性が高いです。普通に考えると「高木駅」ですが、高木駅は全国に3か所(兵庫県三木鉄道、広島県JR福塩線、埼玉県西武鉄道)あります。
無難に考えると「高木駅」「越前高木駅」「HL高木駅」「中藤駅」「北福井駅」が思いつきます。ハピラインの社名のように最近の行政内では10年前のセンスのださいキラキラネームが流行っているため、明後日の方向の駅名になる可能性もあります。今度こそ市民や利用者に親しまれる「普通の」駅名になってほしいものです。
現在の様子
2023年1月15日現在の様子です。当然ながら現地に新駅設置にむけた動きはありません。
踏切北西側
踏切の北西側の田園地帯です。
この付近にパークアンドライド駐車場や駅前広場の整備が想定されます。
現在は車道2車線しかない都市計画道路高木灯明寺線も駅整備に併せ、両側歩道付きの道路に拡幅整備が進言されています。
踏切南西側
踏切の南西側の田園地帯です。この辺りの田園地帯は開発を制限する「市街地化調整区域」になっていますが、用途変更が検討されています。
踏切西側
踏切の西側です。
この農道も付替えになる可能性があります。
踏切部北側
踏切から北側を見ます。おそらく相対式ホームが設置されるでしょう。
踏切東側です。
踏切部南側
踏切から南側を見ます。2年前の私の想定では踏切南側にホーム設置を予想していましたが、提言書では九頭竜川橋梁に向かう勾配となる北側になっていました。
近町踏切の西側100m先に整備された都市計画道路高木市場線です。近町踏切付近の道路もこんな感じで整備されるのでしょう。
以上、北陸本線 福井駅~森田駅間の新駅が近町踏切にできるかも 2023.1 でした。
〇前記事は下記リンクより、北陸本線 福井駅~森田駅間の新駅候補地を3か所発表
北陸本線 福井駅~森田駅間に設置が検討されている新駅の候補地が3か所発表されました。ここでは新駅の概要と2021年6月現在の候補地の現状について紹介します。 〇前記事は下記リンクより、北陸本線 福井駅~森田駅間の新[…]