福井市が舞台となっているライトノベル「千歳くんはラムネ瓶のなか」(チラムネ)原作5巻の1~2章に登場した場所を紹介します。場所を特定し、実際に聖地巡礼(2022年2~5月)をしてきました。ネタバレも含みますので未読の人は注意してください。
〇前記事は下記リンクより、【チラムネ聖地巡礼⑧】4巻(3~4章)登場地紹介 【千歳くんはラムネ瓶のなか】
福井市が舞台となっているライトノベル「千歳くんはラムネ瓶のなか」(チラムネ)原作4巻の3~4章に登場した場所を紹介します。場所を特定し、実際に聖地巡礼(2022年2~5月)をしてきました。ネタバレも含みますので未読の人は注意してください。 […]
5巻1~2章の主な登場地
5巻は「夕湖編1章~4章」です。千歳達は2年生の夏休みを満喫します。花火大会での浴衣デート、夏の一乗谷、三国での勉強合宿、高校生の青春詰め合わせてセットとなっています。5巻の最後に事件が起き、6巻へ続きます。5巻の9割の日常風景、1巻~5巻は6巻のためにあるといっても過言ではないです。2年生7月の物語。
章 | 書籍ページ | 登場場所 |
夕湖編1章 | 25 | 蛸八 |
31 | フェニックス花火、三国花火(会話の中) | |
35 | カラオケ JOYJOY 福井駅前店 | |
36 | 1両の路面電車 | |
39 | 福井駅前フクイティタン | |
41 | 一乗谷駅 | |
44 | 遺跡資料館、一乗谷朝倉氏遺跡 | |
44 | 県道18号 | |
45 | 福井市少年自然の家 | |
46 | 足羽川鉄橋、別れ道 | |
59 | 一乗谷川 | |
60 | 一乗滝駐車場、トイレ | |
61 | 佐々木小次郎像 | |
62 | 東屋、一乗滝 | |
69 | 道の駅 一乗谷あさくら水の駅 | |
83 | ゲンキー | |
108 | 100満ボルト福井本店(パソコンコーナー) | |
112 | 8番らーめん新保店 | |
123 | 鉾田公園 | |
夕湖編2章 | 156 | 駅前のアーケード商店街(新栄商店街?) |
162 | アオッサのユトリ珈琲 | |
171 | エルパ | |
209 | 福井フェニックス花火大会(東公園、パ軒豊島店) |
1章
1章「夏休みの日めくりカレンダー」では千歳が各女の子とデートするお話です。デート回なので登場地が多いです。
蛸八
書籍版P25。1学期最後のホームルームを終えたチーム千歳のメンバーは学校近くの蛸八に行きます。
粉物以外もバリエーションがあります。
朔達が座ったのは奥の小上がりです。
窓からは夏の入道雲が見えます。
花火大会(会話の中)
書籍版P31。会話の中で福井フェニックス花火大会と三国花火大会が出てきます。5巻2章では実際に福井フェニックス花火大会に行きます。
福井フェニックス花火大会です。市街地の中で打ち上げられます。
三国花火大会です。海上花火が名物です。
カラオケ JOYJOY 福井駅前店
書籍版P35。蛸八を出た千歳達は福井駅前のカラオケに行きます。福井駅前のカラオケ屋は「カラオケ JOYJOY 福井駅前店」のみなのでここだと推測しました。ただ、このお店は2019年3月オープンと新しいので2020年9月27日に閉店した「カラオケまねきねこ福井駅前店」の可能性もあります。どちらのお店も電車通り近くなので、カラオケ出た後に路面電車を見ることができます。
2019年3月オープンの「カラオケ JOYJOY 福井駅前店」
2020年9月27日に閉店した「カラオケまねきねこ福井駅前店」
1両の路面電車
書籍版P36。千歳はなかなかマニアックな車両に遭遇しましたね。2022年2月現在、福井鉄道には営業運転1両編成の車両はありません。近年まで運行していた1両編成の車両は路面電車タイプの800形(2018年度営業終了)と大型車両の602号(予備車)です。本文では「1両編成の路面電車」と書いてあるので千歳が見たのは800形と推測しました。602号は近年はビール電車などイベント列車としての運行が主となっているためです。
2014年10月撮影、路面電車タイプの800形、千歳が見た車両です。
2015年8月撮影、大型車両の602号、イベント列車として使用されます。いちよ現在も現役ですが近年は運行しておらず北府の車庫の奥で寝ています。
フクイティタン
書籍版P39。ここからは明日風一乗谷デート編です。夏休み初日、明日風からデートの誘いを受けて、福井駅前に行きます。
長い首が上下するフクイティタンを眺めながら朔は明日風が現れるのを待ちます。
一乗谷駅
書籍版P41。福井駅から越美北線に揺られること20分、2人は一乗谷駅で下車します。朔は8時50分に福井駅前にいましたので福井駅9:08発→9:25一乗谷着の列車に乗車したのでしょう。
「一乗谷」の看板です。
無人駅なので改札はありません。
申し訳程度の待合所です。
青々なびく田んぼとこぢんまりした山並み(なお、撮影日は春)
のっぽな鉄塔
ところどころ点在するする古びた民家
遺跡資料館、一乗谷朝倉氏遺跡
書籍版P44。一乗谷の紹介の中で遺跡資料館と遺跡が登場します。
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館です。現在は新館建設のため休館中です。確かにここは一般的な高校生のデートで訪れる場所ではないですね。
一乗谷朝倉氏遺跡です。チラムネコラボの拠点となっています。
県道18号へ
書籍版P44。駅を出た2人は一乗滝に向かって歩きます。本文中に出てきた県道18号はこの先の足羽川の鉄橋を超えたところにある交差点からです。
一乗谷駅から県道に向かう市道、突き当りは県道31号です。
福井県道31号です。この先に一乗谷・一乗滝があります。
福井市少年自然の家
書籍版P45。思い出話の中で登場。小学生時代を福井市の学校で過ごしたら宿泊学習で一度は利用する少年自然の家です。一乗地区の隣の東郷地区にあります。
施設は山の中腹にあります。ちなみに右隣には小さな市民スキー場がありました。
建物全景です。
もう少し木々がなければいい展望スポットなんですけどね。
福井都心部も見えます。
足羽川鉄橋、別れ道
書籍版P46。2人は一乗谷に向かって歩いている行くと足羽川のまたぐ鉄橋と分かれ道に行き当たります。
足羽川を渡る鉄橋はJR越美北線の第一足羽川橋梁です。
鉄橋の手前に分かれ道があります。左は県道31号(新道)、右は安波賀町の集落内の道(旧道)で、どちらに進んでもこの先で最後合流します。明日風は交差点で木の枝を倒し、左の道を進みます。
県道18号はこの先にあります。
現在地
一乗谷川
書籍版P59。2人の会話描写の中に隣を流れる一乗谷川が登場します。
2人が歩いた歩道、隣を一乗谷川が流れています。
一乗滝駐車場、トイレ
書籍版P60。駅から2時間歩き、一乗滝の駐車場にやってきました。9時25分に一乗谷駅を出たので正午前到着は妥当な時間です。
一乗滝の駐車場、この先は林道です。
駐車場横にあるトイレ、明日風の着替え場所の案として登場します。
佐々木小次郎像
書籍版P61。朔は像の前で手に持っている木の枝で秘剣・つばめ返しの真似をします。
ずっと持っていた木の枝をその辺に捨てます。像の後ろにあるのが東屋こと休憩場です。
東屋、一乗滝
書籍版P62。一乗滝に到着しました。駐車場からここまで一本道です。
屋根が青く苔むした東屋です。
水遊びの後、2人はここで着替え、昼ごはんを食べます。
一乗滝です。
2人が水遊びをした滝つぼ、水深は浅いです。私も子供の頃はここで水遊びをしました。
道の駅 一乗谷あさくら水の駅
書籍版P69。一乗谷駅近くにある観光客向けの売店は道の駅 一乗谷あさくら水の駅を指していると推測しました。
以上、明日風一乗谷デート編でした。なかなか登場地が多かったです。
ゲンキー
書籍版P83。朔と優空はゲンキーに買い出しにいきます。千歳家は上北野2丁目付近、内田家は円山地区と推測すると最寄のゲンキーは四ツ居店となります。
谷口屋(会話の中)
書籍版P96。優空と悠月の料理の会話の中で竹田の谷口屋の油揚げが出てきます。
谷口屋は坂井市丸岡町竹田地区にある油揚げ専門店です。
谷口屋は人気店で日曜日の13時半時点で食事処は40分待ちでした。
一番人気の油揚げです。
優空の等身大パネルがありました。
100満ボルト福井本店
書籍版P108。朔は100満ボルト福井本店にパソコンの下見に来て、夕湖と夕湖母(琴音さん)と会います。
パソコンコーナー
8番らーめん新保店
書籍版P112。3人はごはんを食べにおなじみの8番らーめん新保店に行きます。
3人は4人がけのテーブル席につきます。
朔が食べた唐麺です。
鉾田公園
書籍版P123。ラーメンを食べ終えた朔と夕湖はコンビニ(おそらくファミリーマート 福井新保町店)によって、近くの公園に行きます。本文の描写から鉾田公園と特定しました。鉾田公園は6巻7章でも登場します。
「ほこでん」と読みます。
住宅地の中にしては広いグランド
すべり台とブランコ
シーソー
鉄棒
遊具がある場所は周辺よりも1mほど盛土されています。
2人が腰かけた定位置の短い階段。短い階段は2つありますが、「ブランコが風に吹かれている」という本文描写からブランコが見える西側の階段と推測しました。
以上で1章は終わりです。登場地が多かった。
2章
2章「短夜に残した打ち上げ花火」では駅前で買い物したり、エルパに水着を買いにいったり、フェニックス花火を見に行ったりと日常回となっています。
駅前のアーケード商店街
書籍版P156。夕湖と綾瀬なずなが駅前のアーケード商店街で買い物をします。駅前のアーケードがある商店街はいくつかありますが、なずなの夏服を探しているとのことで洋服屋が多い新栄商店街と推測しました。新栄商店街は裁判所跡地に戦後作られた駅前では比較的新しい商業地区ですが、再開発計画が半世紀前から何度も浮上しては消えている関係で古い建物が建て替えされずに密集しており、周辺から孤立している曰く付きの商店街です。そのため賃料が安く、若い人がチャレンジショップを開きやすくマニアックなお店が集まっています。変わったお店が多い福井のB級スポットです。
商店自体はリニューアルされていてきれいですが、商店街全体は老朽化しているため、今どきの郊外のショッピングセンターにはない怪しさがあります。(褒めてます)
アオッサのユトリ珈琲
書籍版P162。駅前の買い物の後、2人は東口のアオッサ1階にあるユトリ珈琲店に入ります。
店内の様子です。どの席に座ったかまでは本文中に記載なしです。
エルパ
書籍版P171。なずなとの買い物の数日後、夕湖と優空、悠月、陽の4人はエルパに水着を買いに行きます。
「ミスドあたりにいるよ」ということで1巻3章と同じくエルパ中央出入口から店内に入ります。
エルパ2階にある水着売り場に行きます。取材時は2月なので水着売り場はなかったです。
福井フェニックス花火大会
書籍版P209。福井フェニックス花火大会です。
祭りの時は駅前各所で屋台がでたりイベントが行われます。
ヨーロッパ軒付近の東公園でチーム千歳のメンバーが集まります。2022年9月2日、実際のフェニックス花火当日に撮影しました。
夕暮れの河川敷です。遊歩道沿いには屋台がでて賑わいます。
河川敷から見た花火です。
以上、2章でした。
〇続き記事は下記リンクより、【チラムネ聖地巡礼⑩】5巻(3~4章)登場地紹介 【千歳くんはラムネ瓶のなか】
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