福井市内の越美北線2か所の踏切に通行者が手動でゲートを押して横断する半自動式の「踏切ゲート」が2025年3月6日に設置されます。ここでは踏切ゲートの概要と2025年3月4日現在のゲート設置前の様子を紹介します。
踏切ゲートとは
第4種踏切は警報機と遮断機がある一般的な踏切「第1種踏切」と比べて列車の接近を察知しにくく、事故が多く発生しています。そこでJR西日本は2021年より、踏切ゲートを開発し順次設置を進めています。
踏切ゲートは、通行人が踏切を横断する前に一時停止と左右の安全確認を促すもので、ゲートを前に押すと自動的に元の位置に戻る仕組みです。横断するには踏切の入り口と出口にある二つのゲートを通ります。
今回設置する2カ所は福井市脇三ケ町の「第2脇踏切」と市波町の「下縄手踏切」です。福井県内にある第4種踏切は越美北線20カ所、小浜線4カ所、えちぜん鉄道23カ所、福井鉄道福武線10カ所の計57カ所にあります。
第2脇踏切
福井市脇三ケ町の「第2脇踏切」です。道路幅員は2mもないため、4輪車の通行は困難です。
踏切です。
右下にゲートの基礎が設置されています。後は本体を置くだけです。
ゲート基礎
踏切の反対側(南側)です。
こちらは左下に設置されています。
下縄手踏切
福井市市波町の「下縄手踏切」です。
こちらはU字型の車止めが設置されています。軽自動車ならなんとか通行できそうですからね。
右下にゲート基礎が設置されています。
ゲート基礎、よく見るとボルトも用意されています。
北側の田側は除雪されていませんね。
踏切反対側(北側)に来ました。
左下にゲート基礎が設置されています。
この2日後にゲートが設置されるのですが、前後が雪で近づけないため、徒歩で資材を運ぶのですかね。
以上、越美北線の第4種踏切2か所に踏切ゲート設置 2025.3 でした。