福井市都心部(福井駅徒歩圏)の桜の名所を、2019年4月に私が実際に撮影した写真を元に紹介します。
1.足羽川桜並木
福井の桜の名所と言ったらまずここでしょう。さくら名所100選にも選ばれている日本一の桜並木です。
足羽川桜並木(左岸側)
足羽川木田橋から明里橋間の左岸堤防に約600本の桜からなる約2.2kmの桜のトンネルが続いています。左岸堤防上は遊歩道になっており、満開時に散策するとまるで映画のワンシーンに迷い込んだような気分になれます。桜並木は左右両岸にありますが、足羽川の桜並木と言えば左岸側を示すことが多いです。
木田橋~明里橋間の各橋からはすばらしい桜並木が眺められます。特に幸橋の下流側からは足羽川が右カーブしている関係で、上の写真のように九十九橋まで桜並木を見渡せます。
左岸堤防の桜並木
桜の開花中は平日日中であっても、足羽川河川敷は花見客で賑わっています。
桜の咲く期間中、桜並木はライトアップされます。2019年は幸橋~桜橋間のライトは時間によって照らす色が変わり、幻想的な空間でした。
遊歩道上には市民手作りのボンボリが下げられています。
足羽川桜並木(右岸側)
足羽川桜橋~花月橋間の右岸側にも桜並木があり、区間によって特徴があります。
浜町・さくらの小径(桜橋~九十九橋間)
浜町付近の桜は一列に植えられています。堤防上や道路は石畳風に整備されており、華やかな高級料亭街として落ち着いた雰囲気になっています。
桜橋から足羽山を眺めたアングルは様々なポスターでも使われています。
照手・木町(九十九橋~花月間)
道路の両脇の歩道に桜が植えられているため、車に乗りながら桜並木を楽しむことができます。
九十九橋側より
花月橋側より
2.足羽山
足羽山もさくら名所100選に選ばれており、山全体に約3500本の桜が植えら、山の各所で花見を楽しめる場所があります。桜の期間中は山道は車通行止めになるため、のんびり散策することができます。
足羽神社付近のみ車は一方通行で通行できますが、駐車場が圧倒的に少ないため、写真のように渋滞します。麓の駐車場に止めて、歩いて訪れるのを推奨します。
駐車場待ちの渋滞です。
足羽神社のしだれ桜
足羽山で最も有名な桜「足羽神社のしだれ桜」です。樹齢370年の老木で、福井市の天然記念物に指定されています。四方にバランスよく枝が垂れており、きれいなドーム型をしています。日中もライトアップされた夜も美しいので昼夜2度訪問するのをおすすめします。
日中
夜間
自然史博物館前
宴会の定番スポットです。桜の期間は屋台もでます。
自然史博物館の屋上から足羽川の桜並木を一望することができます。写真撮影時は福井市の満開宣言の前日でした。満開になるとピンクの帯が連なります。
愛宕坂
桜の期間中、愛宕坂はライトアップされ、落ち着いた雰囲気になります。足羽川から足羽神社へ行く際は愛宕坂を歩いてみてはどうでしょうか。
愛宕坂を上りきった所にある展望台からはライトアップされた足羽川の桜並木を見渡すことができます。
桜橋
幸橋
3.福井県庁(福井城址)
笏谷石の青い石垣とピンクの桜、それを映し出すお堀の水面と美しい要素ばかりです。県庁の桜を見に行くには花びらが散り始めた頃をおすすめします。散った花びらがお堀の水面を覆い、桃色の絨毯となっている姿は実に美しいこと。
日中
天気が良いときは白山と一緒に眺めることもできます。
夜景
ふくい桜まつり開催中は福井城山里口御門はピンク色にライトアップされました。
福井城址天守台の桜
ライトアップされた夜桜はお堀の水面も照らし、美しいです。
4.さくら通り
福井市中央部を東西に横断するさくら通り。通りの名の通り、全線9kmにわたり街路樹として桜が植えられています。特にNHK前付近の桜は見どころです。
・NHK前付近の横断歩道より
さくら通りを西から東へ撮影してきました。
・照手付近
・大仏付近
・裁判所付近
・パリオ付近
・福井自動車学校付近
・河増付近、桜並木はこの先南側のみで高速道路まで続きます。
5.その他
ふくい桜まつり2019では期間中福井駅西口広場・ハプリンとホテル藤田がピンク色にライトアップされました。
・福井駅西口広場とハピリン
・福井城址天守台から見た中央公園とホテル藤田
2019年は写真映えする時に撮影に行けなかったので、2020年は一番桜が美しい時に撮影して回りたいです。