【チラムネ聖地巡礼⑱】8巻(2章後半)登場地紹介 【千歳くんはラムネ瓶のなか】

福井市が舞台となっているライトノベル「千歳くんはラムネ瓶のなか」(チラムネ)原作8巻の2章後半に登場した場所を紹介します。場所を特定し、実際に聖地巡礼をしてきました。ネタバレも含みますので未読の人は注意してください。

〇前記事は下記リンクより、【チラムネ聖地巡礼⑰】8巻(1章~2章前半)登場地紹介 【千歳くんはラムネ瓶のなか】

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福井市が舞台となっているライトノベル「千歳くんはラムネ瓶のなか」(チラムネ)原作8巻の1章~2章前半に登場した場所を紹介します。場所を特定し、実際に聖地巡礼をしてきました。ネタバレも含みますので未読の人は注意してください。 〇前記事は[…]

8巻2章後半の主な登場地

登場地としては幾久公園と田原町歩道橋がメインです。

書籍ページ 登場場所
悠月編2章 166 幾久公園、短い階段
188 少年自然の家
195 幾久公園、自販機、アスレチック広場
226 田原町歩道橋
対等なけんかの始め方 幾久公園ゲートボール場
あくしゅの夏休みSS AKUSHU

2章後半

2章「毒りんごと魔女の夜」では、「ナナ」に覚醒した悠月が無双するお話です。

幾久公園(短い階段)

書籍版P166。クランデール二の宮で買い物を終えた優空と明日風は幾久公園に戻ってきました。

クランデール二の宮からなので、西側入口から敷地内に入ったのでしょう。

 

福井県立歴史博物館です。

 

2人は博物館と幾久公園をつなぐ幅広の短い階段に並んで座ります。博物館入口の南側にあります。

 

芝生の方からはみんなの練習する声が聞こえてきます。

 

明日風はさわやか、優空はほうじ茶ラテを飲みながらお話をします。

ちなみに私はクランデール二の宮にて購入したさわやかとうまい棒(めんたい味はなかった)を階段に座り食します。

余談ですが書籍版P176にて、優空は河川敷は誰のものでもありませんと明日風に向かって発言をしました。その根拠は河川法第24条(土地の占用の許可)、「河川区域内の土地(河川管理者以外の者がその権限に基づき管理する土地を除く。)を占用しようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、河川管理者の許可を受けなければならない。」です。荒川は福井県の管理なので河川敷を占有するには福井土木事務所に占有許可の届けが必要です。(などと

福井市少年自然の家

書籍版P188。明日風の回想シーンにて小学5年生時に宿泊学習でいった少年自然の家での思い出話がでました。

福井市脇三ヶ町にある少年自然の家です。

 

洋室の宿泊部屋には2段ベットが向かい合って設置されています。

画像は福井市少年自然の家サイトより引用(https://shizennoie.com/free/a-honkan)

幾久公園(自販機)

書籍版P195。練習につかれた朔は公園敷地内(テニスコート前)にある自販機にいきました。

8巻P195「ここは行儀よく並んだ三台の自販機とごみ箱がトタンの簡素な小屋で囲われていて、どこか田舎のバス停めいた趣がある」

 

朔はカルピスを買いました。

 

朔は目の前のベンチに腰かけました。ここで夕湖と合流します。

幾久公園(アスレチック広場)

書籍版P206。朔と夕湖は散歩がてら公園北東部にあるアスレチック広場に移動します。

8巻206「幾久公園の名物、ってほどじゃないかもしれないけれど、すべり台やロープ、ネットなんかを組み合わせた遊具があり、子どものころは俺もときどき来ていた記憶がある」

 

2人は再度ベンチに座り、そこに紅葉が合流します。3人が座ることができるベンチです。

 

8巻213「アスレチックで遊んでいた小さな子どもたちが帰り際に木の床をとことこ踏み鳴らし、」

 

「近くのスプリング遊具が風に吹かれきしきし笑っている」

朔は過ぎ去った8月の説明を紅葉にします。

福井県営総合グランド

ここは私の考察、チラムネ8巻で私が一番興奮したシーンです。書籍版P220「短距離のスタートラインで見せる表情と同じなのかもしれない。」、幾久公園のアスレチック広場にて、8月にチーム千歳のメンバー間にあった出来事(5,6巻)を聞いた紅葉がもう一度駆け出そうと決意したときの表現です。私はこのセリフを読んだ瞬間震えました。それより前、そもそも応援団の練習で幾久公園を選んだ時点(P145)で紅葉がらみの出来事が発生するなと予想していました。なぜなら福井県立歴史博物館と幾久公園がある場所には1983年まで福井県営総合グランド(県営幾久運動公園)という運動公園があり、観客席を備えた陸上競技場のトラックがあったからです。現在の幾久公園にも規模は縮小していますが陸上トラックがあるため、紅葉=陸上=幾久公園の図式を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、私が興奮した理由は、上記表現を今のアスレチック広場にいる場面で書いたことです。なぜならその場所には40年前に観客席と陸上トラックがありました。

おなじみの国土地理院の1975年航空写真で、赤丸で示した場所が現在のアスレチック広場、朔、夕湖、紅葉が会話をした場所です。「短距離のスタートラインで見せる表情と同じなのかもしれない。」は比喩に見せかけて、本当にスタートライン上に立っています。私には観客席にいる朔と夕湖の手招きでトラックのスタートラインに立ち、恋のレースに再度参加する紅葉という光景が思い浮かびました。いや~えもい。この場所でこのシーンを書いた裕夢先生はすごいです。

 

田原町歩道橋

書籍版P226「近くにある歩道橋の上に立っていた」。幾久公園での練習を終え、悠月は田原前駅前にきました。

悠月のクロスバイクを田原町駅の広場に止めます。

 

田原町駅広場の案内です。

 

田原前駅前のフェニックス通りにかかる田原町歩道橋です。

 

歩道橋の上で悠月と紅葉の会話が行われます。

 

8巻P227、紅葉「好きなんです、歩道橋の上から見る景色」、「歩道橋でまたいだ幅広のフェニックス通りは(略、その中心には田原町駅へと繋がる線路が伸びていて、まわりよりも背の高い路面電車が(略」

 

「街灯や自販機の灯りがバス停の透明な囲いに反射してきらきらとゆらめき、」

 

「真っ直ぐ伸びた道の奥まで整列した信号機が、赤、青、黄と代わりばんこに色を変えた」

 

「左手にぼんやりと浮かび上がる福井市体育館の特徴的な三角屋根は、まるで遠くにかすむ山並みと連なっているみたいだ。」

 

2人は手すりに腰かけながら会話をします。

書籍版P231、悠月が言うとおり、歩道橋って全国的に老朽化に伴って撤去が進んでいるんですよね。

 

紅葉の挑戦を受け、悠月が完全に覚醒しました。

 

 

藤島高校中庭

書籍版P286。学校の被服室にて劇の衣装合わせを終えた朔は中庭のベンチに座ります。「校舎と渡り廊下に囲まれた四角い空のプールは(略」

https://twitter.com/hiromu_yume/status/1466748809472798720

中庭のシーンはまさに裕夢先生のツイート写真です。被服室付近の中庭から撮影しています。

 

チラムネ8巻本編の登場地は以上となります。

対等なけんかの始め方

ガガガ文庫サマーフェスにて配布された限定SSです。8巻P253、幾久公園での応援団練習時の話です。

休憩時間にもかかわらず、陽は自販機隣の小さめな広場(ゲートボール場)でドリブルをしています。

 

3台の自販機中(2台は同じメーカー)スポーツドリンクは2種類ありました。

 

朔はダイドーの自販機でカルピスを購入しているため、こちらのスポーツドリンクの可能性があります。

 

 

あくしゅの夏休みSS

エルパのAKUSHUにて配布された限定SSです。夏休みに入ってすぐのある日、明日風はAKUSHUにて少年に会います。

スタッフお手製のポップです。

 

児童書コーナーにて小学4年生の男の子と出会います。

 

このお店を象徴するイラストです。

 

1階中央付近西側入口付近には2020年1月13日までABC安部書店エルパ店がありました。現在のホリタ文具がある場所です。

 

以上、【チラムネ聖地巡礼⑱】8巻(2章後半)登場地紹介 【千歳くんはラムネ瓶のなか】 でした。9巻に続く。

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